坂の街、港の視える街、洋館の街、教会の街、歴史の街。
函館も青春の思い出で満ちていた。甘く切ない夏の一日。
誰もいない教会の祭壇で、お互いを意識したのは遠い日。
あの人は今どうしてるのだろう。此処に佇むと思い出す。
BGMは「アヴェ・マリア」のオルガン曲が流れていた。
記憶はこの楽曲を聴くたび甦る・・・・蒼の時代だった。
大沼から鹿部温泉を迂回し、また恵山に至る。もう此処から
遠く大間崎が見える。北海の人々はここから内地を見て焦が
れた事だろう。この地に恵山岬名湯恵山福祉センターがある。
【Data】食塩泉 50.8℃ PH6.8 湧出:68ℓ毎分
源泉:函館恵山福祉センター温泉
参照#渡島半島 温泉地 探査紀行
再度噴火湾に出て森町を南下いよいよ函館近郊。名勝大沼公園、駒ケ岳の
麓に沸くのが流山温泉。JR関連施設露天風呂の向こうに駒ケ岳が望める。
【Data】含石膏―芒硝泉 42.1℃毎分400㍑ 源泉:流山温泉。微鉱物臭