お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

函館ドック

2006年10月18日 |  🚙道南・道東紀行.
函館港に入ると先ず目に付くのが函館ドックの巨大クレーンだ。
道央から函館市内に入る時も陸上から先ず一番先に目に付く。
まさに港町函館のランドマークだ。

いまこの産業遺跡ともいえる巨大クレーンが喪失の危機にある。
解体して、鉄スクラップにしようという事だ。
バブル崩壊の余波は今頃こんな形で押し寄せる。

函館山を背景に巨大クレーンは何の違和感も無く港の景観を形作る。
保存には巨額な資金を要するから撤収と言うのは理屈的には合っている
が、このような産業遺産は今後再生しようとすれば相当難儀なものである。

問題なのは函館にとって何が必要なのかと言う事。もう少し議論を重ね、
慎重な取り扱いが望まれる。可能ならば『保存』を願うものである。
私どもの歩みをこの大地にしっかりと刻み、記憶させねばならない。その為にも。
コメント

恵山温泉旅館(北海道:函館市)

2006年10月18日 | 💛北海道 名湯巡里.

恵山岬、名山名湯を抱く恵山のふもとにマッタリしたいい湯がある
泉源は2.5キロ離れた恵山の火口原にあるため、ややぬるめだが、PH
が2.14という強い酸性だ。川湯温泉のPH1・9には及ばないものの
負けるとも劣らない酸性度だ。源泉かけ流しの内風呂が男女一つずつ
あるだけ。四角い湯船には青や緑、褐色の析出物がこびりついている。
湯は赤く透明、日によって色が変わるという。湯口からそそがれる源
泉を口に含むとすっぱく渋い。ゆっくりこの湯にはいると我を忘れる。

【Data】酸性明バン・緑バン泉{酸性・含鉄2・アルミニウム-硫酸塩泉}
    41.5℃(湯口計測) PH2.14 120ℓ/min 源泉:恵山温泉

コメント