映像:左奥が芭蕉翁、手前が弟子曽良。名作「奥の細道」は弟子曽良の助けがあったか
らこの世に残った。人は皆、誰かに支えられている。この事を忘れてはならない
奥の細道を旅しながら名句を残した松尾芭蕉。寄り添う弟子曾良。足で歩く旅の困難さ
は計りようがない。全てが人力の時代、自然に紛れる旅人のなんと自由で奔放なことか?
紀行文『奥の細道』が今に伝わるのはこの方々の自然に対する鋭く優しい観察力に拠る。
今の世の『観光』の意味・在り方をこの二人が示唆。彼らは当時の名勝・旧跡を歩いた。
映像:立石寺(山寺)の一隅に碑文字が見えない154年前に建てられた石碑
「閑(しず)けさや 岩にしみいる 蝉の馨」 (松尾芭蕉)
解釈:筆者が訪れた時も人っ子一人いない境内に蝉しぐれの状態だった。
何百年も変わらない風情にこの句の持つ意味は大きい。深閑とし
た境内に夏の季節感一杯の蝉の声がまるで岩に滲み込むように降
注ぐ様は旅しているものには時空を一点に集約させる瞬間である。
奥の細道行脚で有名な句が読まれた。山形県立石寺(山寺)の夏は蝉時雨。
芭蕉の没後、弟子が建てた句碑。今年も暑い夏、ニイニイ蝉が鳴いている。
154年の年月は碑の歌文字を風化させるが名句は永遠に読まれ継がれる。
参照:①松尾芭蕉(奥の細道)探訪紀行 ②山寺(山形県宝珠山立石寺)
本堂正面に安置されいる福を招く布袋様。画面をご覧の皆さんも、画面上からこの
布袋さんのお腹を撫でてください。キットいい事がある。ネット社会の今、布袋様
もネット上のお願いを、聞いてくれる筈。お賽銭は、今日中に善行をしてください。
道のゴミを拾うだけでもいいです。