武家屋敷から名水の里旧六郷町に辿り着く。初夏の日曜日、この素晴らしい街中
トレッキングの地も人は疎で閑散。行楽客はどこへ行ったのだろう?大型連休は
海外、普通の休日はショッピングモール?日本の素晴らしい観光地は益々寂れる。
映像:秋田を中心に活躍した紀行家菅江真澄の立ち寄った神社。
『六郷は 栄養丸に 百清水多い 寺々絶えぬ 金持ち』
菅江真澄には彼方此方に清水が湧き出る集落は美田を有し豊な里に見えたのだろう
映像:高浜虚子が松尾芭蕉を偲んで山形を旅した時立寄ったのが田園温泉地天童。
やっと山形県だ。もう辺りは暗い。今日はここがねぐらの街。天童と言えば温泉。
山形の手前の市として、サクランボ、山寺観光の拠点。嘗ての賑わいは今は無い。
この天童温泉の守り神温泉神社境内には芭蕉を偲ぶ高浜虚子の歌碑が建っている。
碑文:『天童の でゆや蟇(がま)なく 夜もすがら』
後三年の役の古戦場となった場所にあるこの橋。青森県の『鶴の舞橋』に似て
いる雁の里温泉で飲んだビールを覚ますに散歩したら見つけてしまった。なん
とも不思議な橋と景色。まるでタイムスリップした様な。・・・ここは何処だ?
後三年の役:1083年前九年の役で奥州を平定した清原一族のお家騒動(勢力争
い)。この戦いの主人公は源義家、後の源義経。頼家の父。この戦争で
奥州藤原の栄華を築くきっかけ得たのが清原(藤原)清衡。歴史が動いた。
参照#日本一の三連橋『鶴の舞橋』
角館、六郷とひた走り、新鳩の湯の廃業で温泉も入れず温泉禁断症状が出始めた頃この
温泉に遭遇、うまい具合に食事の施設もある。温泉は予想通り、循環であるが汗で疲れ
た体には十分のお持て成し。温泉は源泉が第一ではあるが、その時々の状態で、循環
消毒でも十分楽しめるものである。湯上りに生ビールは言うに及ばず。又も白昼撃沈
【Data】含芒硝―食塩泉 42.1℃ ph8.4 源泉:雁の里3号泉(湯とぴあ)