≪ 鑑賞速報:サムライマラソン(GAGA:青森コロナシネマワールド)2019.3.9 ≫
何故か時代劇のスクリーンを見るとホットするのは筆者だけなのだろうか?和服、古風
な言葉使い、丁寧な所作、そして木造家屋や電信柱のない風景。みんな我が日本の古来
の物だ。そんなスクリーンにNHKの人気朝ドラで活躍した俳優達が演じた。半分青いの
佐藤健、現在進行形のまんぷくの長谷川博己などがメインだが朝ドラほどの強烈な個性
がでていないのが物寂しい。しかし安政遠足(とうあし)の史実に基づいた物語は興味深い
出演:佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、長谷川博巳 他
原作:土橋章宏著「幕末まらそん侍」・・・安中藩が藩士鍛錬のため、安中城門から碓氷峠
(熊野権現神社)までの15里を徒競走させた史実を題材に幕府との関係を描いたもの。
感想:江戸安政時代は「安政の大獄」など政治の動乱期であった。徳川二百年の平和の
維持は弱小藩の取り潰しなど戦以外の要因での勢力争いの時代だった。そんな「
お家」の一大事を「遠足(とおあし)」という素材で描いたものだが、個性ある俳優
の良さが生かされてたかというと疑問がでる仕立てとなってしまった。2月22日の
封切が早い映画館では3月14日で終了という事でこの映画の人気度が窺がい知れる。