お湯の国 日本

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松尾芭蕉(蚤虱・・・鳴子温泉郷)

2008年12月23日 |   ✑歌碑句碑 紀行

映像:尿前の関所の真向い、杉木立の小さな祠の側に芭蕉翁の句碑があった。

松尾芭蕉の奥の細道は中高等学校で誰もが一度は読んでいる日本紀行文の名著。
月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也…。今しみじみとその意味を理解
する。松尾芭蕉46歳人生の意味を深く味わい記した。句碑には次のように記す。

        『 蚤虱 馬の尿(バリ)する枕もと 

解釈:元禄時代の旅は厳しいものだっただろう、特に、鳴子渓谷からの山越えは
厳しい。この歌の内容が実際、枕もとで起こった事とは信じがたいが「尿前の関」
に掛けて当時を客観的に表現したものと思われその意味で芭蕉も又一流の作者だ。


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