お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

風は南風(日奈久温泉オカリナおじさん)

2008年06月24日 |  ✈ 九州・四国紀行.

映像:山頭火の石碑前、柳の木の下でご老人が一所懸命オカリナを練習していた。
     曲目は「故郷」だった。♪うさぎ追いし彼の山、小鮒釣りし彼の川・・・♪

ふだん着の温泉街の何気ない情景に、懐かしい音色が流れる。昼下がりのなんとも
情感の溢れた光景。山頭火の歌が浮かぶ。『温泉はよいほんたうによい ここは山
もよし海もよし・・・一生動きたくないのだが』種田山頭火歌気持ちが良く分かる。

日奈久温泉でユックリ、午前中を過ごした。立ち去りがたく又最初の温泉広場に舞
い戻る。名物蒲鉾屋さんの前では通りがかりの子供に店番のおばあさんが『食べん
さい』とちぎり天をあげ、田舎電車がガタンゴトンと通過する。風はやさしく南風

              ~ 日奈久温泉物語・完 ~


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