お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

大町桂月(ひとしほの・・・黒石温泉郷)

2018年11月28日 |   ✑歌碑句碑 紀行

歌碑・句碑 :大町桂月(ひとしおの・・・黒石温泉郷中野もみじ山)  2018.11.07

紅葉の名所として知られる黒石温泉郷( 温湯・ 落合・ 板留 の山沿いにある中野もみじ山
猫の額ほどの空間なのだが小さな渓流と小さな丘山の紅葉が人々を惹きつける。出湯で
上気した肌を鎮めるには丁度いい散策コースかも知れない。大町桂月翁も立寄っている。

碑文:ひとしほの 木の葉は散りて 散り残る
           楓の山の 美しきかな ( 桂月 )

鑑賞:散残る楓の紅に感応した短歌。酒仙と謂われた大町桂月も流石に自然の為す藝術
   には歌をしたためずに居られなかったのだろう。酒と湯が大好きな桂月翁の才能
   が発露した瞬間。しかし近年、中野紅葉山の紅葉が色褪せているのが気がかりだ。

参照:① 大町桂月(酔仙人)探訪紀行
   ② 黒石温泉郷筆者お気に入りの温湯温泉「鶴の湯」


コメント    この記事についてブログを書く
« 煮干しラーメン(中華そばひ... | トップ | 不動の滝(中野もみじ山 黒... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

 ✑歌碑句碑 紀行」カテゴリの最新記事