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お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

菅江真澄の道(入道崎:男鹿半島)

2008年08月21日 |   ✑文学逍遥 紀行

映像:入道崎に沈む夕陽(2008.5.10取材)

男鹿の温泉で温まった身体を冷やすには、入道崎の夕陽鑑賞が最適〈日本の夕陽百選)。日本海側は何処でも夕陽が綺麗だが特に男鹿半島の夕陽は潮騒、風の凪ぎ、波の動き、岩礁、島影が夕陽を魅きたてる。

…岬は菅生の崎(八森町)をさして子(北)にあたり、丑寅(東北)に岩木山、卯辰(東南東)に森吉岳、巽(東南)に寒風山・赤神岳などが見える。夜が明けてゆく頃、それらが雲の中から姿を現わしてゆく景色はことにすばらしいであろう。』(菅江真澄遊覧記:男鹿の鈴風)

解説:男鹿半島の突端入道崎、遠く北に岩木山も見えるとは、この時代空気が清澄なことが窺える。なによりも面白いのは、夕陽の名所なのに明け方の景色を想像しているところだ。おそらく、菅江真澄は日中、夕陽は何回も見たが、明け方の景観を見てないのだろう。


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