【静岡県温泉探査・熱海編 2019.5.24】
映像:熱海温泉老舗温泉旅館竜宮閣の玄関に掲げられた堀辰雄の色紙・写真類
熱海温泉と堀辰雄・・・・意外な組み合わせ。堀辰雄といえば透明感のある繊細な小説家
というイメージ。太宰治、山頭火や中原中也のような無性に寂しい孤立的な文人では
ない。それが熱い源泉、夏のイメージ熱海温泉の竜宮閣に立ち寄る・・・この宿の縁戚。
色紙:竜宮閣現在のご主人の母上が堀辰雄と再従姉弟という関係がこの宿のゆかり。
『 向日葵は 西洋人より 背が高い
軽井沢にて 辰雄 』
解説:堀辰雄と言えば、サナトリウムで繰り広げられる物語「風立ちぬ」を思い起す
学生時代にはちょっと苦手な作風(か弱い、そんなイメージ)であった。堀辰雄
自身も肺結核を患っておりサナトリウム生活を送っている。その時の揮毫かな。
参照#熱海温泉 竜宮閣 福々の湯