お湯の国 日本

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時には母のない子のように(寺山修司記念館)

2025年02月10日 |   ✑文学逍遥 紀行

リニューアル再掲:寺山修司記念館内の展示品(勉強机に投射された「時には
         母のない子のように」の歌詞「誰にも愛を話せない‥‥
                             (2015.03.07
   天井桟敷女優のカルメンマキが歌って大ヒットした曲。
   深夜のラジオからこの曲が流れると思わず涙した青春。
   寺山修司作詞、のちのパートナーとなる田中美知作曲。
nstagram:‥‥‥‥‥‥‥‥‥  ➡  ‥‥‥‥‥‥‥‥

歌詞:時には母の無い子のように
   『  時には母の ない子のように
    黙って海を みつめて居たい

    時には母の ない子のように
    ひとりで旅に でてみたい

    だけど心は すぐかわる
    母のない こになったなら
    だれにも愛を はなせない
…』

解説:この、どうしようもないやるせない詩と曲と歌、多くの人々の青春に、
影を投げ掛けたヒット曲この年になって漸く気がついた。寺山修司のマザコン
というか母と子の悲しくも切ない関係。寺山は東京に母を招いてから地獄の様
な日が続く。結婚は許してもらえず、新婚の夜に外から石を投げられたり壮絶
な親子愛
だった。それでも母を傷つけまいとした寺山の哀しみ。寺山を取り巻
く女性…母、妻、愛人。そして夭折。それらは寺山修司の才能を阻害するもの
でない。人を愛し、いたわり、そして別離。人を信じ、駆け抜けて逝った天才。
この様に、いつの世も芸術家には悲劇がある

参照寺山修司(前衛芸術家・歌人)探訪紀行


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