≪ 鑑賞速報🎦決算!忠臣蔵(配給松竹:TOHOシネマズ)2019.11.23 ≫
毎年この時期になると時代劇忠臣蔵のドラマが流れ始めるのが日本の映像文化だが、今回
チョット変わった「忠臣蔵」を鑑賞した。東大教授山本博文氏が執筆した現代新書版『「
忠臣蔵」の決算書』という堅い原作の柔らかい『決算!忠臣蔵』ナルホドと思う事が沢山。
ナルホド① 討ち入りの装束は赤穂藩の火消し装束の正装だった!・・・太平の江戸時代最も
脅威が「江戸の大火」。有事に備え江戸詰めの各藩は火消しで競合い、有事の鍛錬
をも兼ねた。江戸八百屋町では毎日の様に火災が起きて町火消、大名火消しが活躍。
ナルホド②大石内蔵助は女好きだった!・・・赤穂藩筆頭家老の年収は年俸6千万円!結局は
高収入故に女を囲う(妾)のも社会貢献だった。京都での芸者遊びは敵を欺く為だっ
たと言われるが、案外本人は本気でこの世を惜しみ遊んだかも。妾も7人ほどとか?
ナルホド③ 御討ち入りには金がかかった!・・・劇中にその都度テロップが流れたが、約50
人の浪士たちの生活費、赤穂~京都~江戸~の移動費、江戸での活動費、仕上げの
討ち入り装備の諸費用。そして、奥方への詫び金併せて5千両が実は奥方の持参金。
ナルホド④ 四十七士の家族も罰せられた!・・・ 四十七の家族は捕縛されて、島流しなどの
流刑に処された。それを見越し、大石内蔵助は妻子を離縁し里に帰している。また、
浅野内匠頭の奥方の働きかけで、遠島組の多くは3年くらいで刑期を終え帰参した。
出演:堤真一、岡村隆史、濱田岳、妻夫木聡、木村裕一、桂文珍、笹野隆、寺脇康文、千
葉雄太、板尾創路、滝藤健一、竹内結子、西川きよし、石原さとみ、阿部サダヲ他
参照#この映画で主役を演じた堤真一が出演し、泣かされた映画「Always三丁目の夕日」