お湯の国 日本

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小松野温泉(百沢)

2009年01月20日 |  ♨青森まあまあ湯

映像:窓から岩木山頂が見える浴室に重曹泉が注がれていた。5~6人はゆったり入れる。

外からはどう見ても小料理屋・食堂だが、中に入ると料金箱があり奥には男女の浴室があった。もし、お客さんが居れば、後ろを通る事になるが、日中は余り客がないとの事。取材するとこの温泉にも物語があった。百沢地区の郵便局長が掘り当てた温泉、今のご亭主はそのお子さんで、十年前に脱サラし商売を始めたとか。温泉は少しでもお客様が小料理店「旬楽」に馴染んで欲しいから提供してるとか、しかし、根は温泉好きと読み取れた。

【DATA】重曹泉 45.9℃、Ph7.0 源泉:佐藤2号泉

状況:
百沢温泉郷には、小生が知っていて味わった源泉井戸が6つある。金融機関の保養所、岩木温泉、山陽、百沢温泉、アソベの森、そしてこの小松野温泉だ。(この他に老健施設松山荘の源泉があるが、これは38度の鉄泉で一般は入れない、その他温泉宿はあるが、湯元から提供されているものだ)その中で、小松野温泉は塩分を含む重曹泉で『温もり』『美肌効果』が顕著。

嶽の自然湧出の硫黄泉に対して、百沢の掘削の硫酸塩泉・炭酸水素塩泉が特徴。それは歴史にも現れる。嶽温泉は近世からの温泉利用が推定されるが、百沢は昭和三十年代以降に湧出した。


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