鳴子温泉郷のユニークな温泉施設農民の家の西館にある浴室この
泉質の湯殿は男女別がある。4種類ある泉質湯殿の内、農民の家
はいつも年配の方が混んでいるので落ち着いては入れる温泉施設。
泉質:(含土類-芒硝)硫化水素泉 64.7℃ ㏗6.5
源泉名:農民の家二号泉 46.4ℓ毎分(掘削自噴)
釣りで有名な最上小国川の丘にあるのが「舟形若あゆ温泉」。
この施設の眺望は絶景だ。川向うに月山と里山を眺められる。
山形県の眺望景観資産第4号に指定された町民の憩いの施設。
【Data】食塩泉(強)46℃ ph8.1 源泉:舟形町1号源泉
秋田県と山形県境にある鳥海山中を温泉を求めてツーリング
した時に見つけた温泉施設。鳥海山という火山山中にはどう
いう訳か温泉は少ない。あっても冷鉱泉なのだ。その一つだ。
【Data】単純硫黄冷鉱泉 12℃ PH- 源泉:野宅温泉
隊長の心には思い出の紫陽花が咲きましたね。
下風呂には「湯の花」が咲きました。
梅雨の晴れ間を選んで、公衆浴場「大湯」の前に湯の花造りの木箱が並びました。
日がかげるまで、こうしてお日様に当ててひっくり返してはしっかり乾燥させます。
商品になるまでには、今だと3~4日はかかっているようです。
いっぺんにたくさんは取れない湯の花。
下風呂温泉の貴重な宝です。
隊長の思い出のようにね・・・
結局、吉野山中での野宿となった。吉野観光駐車場、必ずトイレ、防犯灯がある
のが野営の条件。九州宮崎以来のレンタカーでの宿泊、またも宿はキャンセルだ
!闇の中の吉野山中は神社・寺の伽藍があちこちにあったような気配だった。朝、
無事関西空港までたどり着き羽田経由で帰還。世界遺産吉野・熊野を雲海の彼方
に望めた。ここもまた神々の里だった。「美しい日本」を感じる旅・・・。
温泉を訪ねているうちに日が落ちた。霊山・霊峰山中は
幽玄の趣である。日本の源風景を感じる。昔の修験者も
この闇を感じたのであろうか・・・ ここは心の鍛錬の地だ。
これから山道を下るのだが無事里に辿り着けるだろうか?
日本三大美人の湯(群馬県の「川中温泉」、島根県の「湯の川温泉」、和歌山県「龍神
温泉」。泉質は順に「石膏泉」、「単純温泉」、「重曹泉」と異なるが、いずれも弱アル
カリ性であり、ナトリウムイオンとカルシウムイオンを含んでいるという共通点がある。
【Data】重曹泉 43.3℃ pH7.8 源泉:龍神温泉&ボーリング泉の混合
美人の湯とは:皮膚表面上で皮脂のカルボン酸がナトリウムイオン、カルシウムイオン
と反応して、カルボン酸ナトリウム、カルシウム塩が形成される。カルボン酸ナ
トリウムは界面活性剤で、いわゆる「石鹸」。その働きは皮膚にしみ込んで汚れ
をはがし、乳化する。又、カルシウム塩には「ベビーパウダー」のような作用が
あるため湯上り後に「肌しっとり」「すべすべ」した感じになるという訳である。
筆者、今回の温泉探査目的の一つはこの美人の湯「龍神温泉」の入湯であった。流石に
知名度の高い事もあり、混雑、この混み具合では循環でも仕方ない。お湯を味わう処で
ない。泉質さえ同じなら日本には「美人の湯」はいたるところにある。ただ、古来の美
人の湯にこだわるから此処へ来るのだ。これでとりあえず三大美人の湯の2つに入湯
映像:奈良県観光公式HPより
十津川警部でお馴染の十津川温泉郷のひとつの湯泉地温泉。此処には、滝の湯、
泉の湯2つの公営温泉浴場がある。川向こうの山間にあり情緒深い温泉場、滝
の湯が休み。しかたなく泉の湯入湯。平日だったので誰も居なくゆったり入湯
十津川温泉郷はほかに、十津川温泉(昴:ナトリウム炭酸水素塩泉70℃毎分
800L)、上湯:ナトリウム炭酸水素塩泉85℃毎分120L)の2つ温泉地
地を有する。奈良県最南端、吉野の里のありがたい秘境温泉郷を形成している。
【Data】単純硫黄泉 57℃ PH8.75 源泉:湯泉地温泉1号・2号混合泉
宣言:【源泉掛け流し温泉宣言】を平成16年度に行っている
吉野・熊野山中の温泉はその道まで熊野古道並みだ。和歌山、三重、奈良の3県境に
温泉を求め深い谷を降りていくとそこに温泉が湧いている。小さな内湯のみで、窓か
ら上湯川の流れを見ながらの入浴は格別である。 硫黄が微かに匂いツルツル感も良い。
【Data】重曹泉。 74℃(加水して温度調節)PH8.3 源泉掛け流し。源泉:出谷温泉
別名:公衆浴場「つるつる乃湯」。 場所は奈良県側十津川上流に位置する。
野猿:映像をよく見ると川を横断するロープが二本見える。これが秘境での交通手段
谷渡りの「野猿(やえん)」である。小さな屋形に乗りロープを引いて横断する。
情報:2011年8月に発生した水害(台風12号)のため閉鎖中とのこと。新しい入浴施設
が上流に出来たこともあり今は廃墟化しつつある。景観、風情といい勿体ない。
熊野古道を登りきると突如山中に荘厳な社が出現。熊野三山の中心、
全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮。鳥居の前に立つと、まず、
大きな八咫烏(やたがらす)の幟が目を引く。八咫烏は熊野権現の使い。
社格 : 国幣中社 大斎原(おおゆはら)には中四社が祀られる
祭神 : 伊邪那美大神(千手観音)、伊邪那岐大神(薬師如来)
(本地仏) 家津美御子大神(阿弥陀如来)、天照大神(十一面観音)
指定 : 重要文化財(熊野本宮大社他)、史跡(熊野三山)
参考 : 八咫烏は熊野権現の使いという事からスポーツ関係者が参拝
八咫烏(やたがらす)は三本足の烏。日本サッカー協会のシンボルマーク。
参照#世界遺産熊野古道(紀伊山地の霊場と参詣道)
世界遺産「熊野古道」熊野の山中にはこのような古道
が散在する。吉野・熊野霊山への道は、多くの人々を
このような古道が案内。そして山中いで湯も点在する。
古道:熊野中心に伊勢神宮から紀伊半島へ抜ける熊野道
①伊勢路 ②大辺路 ③中辺路 ④小辺路 ⑤紀伊路
参照#湯の峰温泉つぼ湯(和歌山県)
白浜温泉は日本三古湯(白浜、有馬、道後)に、また三大温泉地(熱海、白浜、別府)
に数えられる名湯。飛鳥、奈良の時代から「牟婁の温湯」「紀の温湯」の名で知ら
れ、斉明、天智、持統、文武天皇をはじめ多くの宮人達が入湯来泉した1300年余
りの歴湯。字の如く、白い砂浜が眼前に拡がる。 ご覧の湯は白浜を望む公共の湯。
【Data】含塩化土類ー食塩泉 67℃ PH7.1 源泉:生絹(すずし)の湯
今週から南紀の温泉観光を紹介する。南紀は熊野古道の世界遺産登録によって観光客
が増加。その一つの拠点となるのが「白浜温泉」映像は、まだ朝早い露天風呂「崎の
湯」。海が輝きはじめお湯が息を吹き返す。ゆらゆら湯気がこんにちは。爽快海の湯。
【Data】 含重曹ー食塩泉 86℃ pH7.4 源泉:行幸源泉(みゆき2号泉)
参考:本物の名湯ベスト100(講談社現代新書:石川理夫著)‐19位 南紀白浜温泉
浴感:湯の香と潮の香り、波の音、太平洋をゆっくりと渡る船…大自然の開放感だ!
坂の街、港の視える街、洋館の街、教会の街、歴史の街。
函館も青春の思い出で満ちていた。甘く切ない夏の一日。
誰もいない教会の祭壇で、お互いを意識したのは遠い日。
あの人は今どうしてるのだろう。此処に佇むと思い出す。
BGMは「アヴェ・マリア」のオルガン曲が流れていた。
記憶はこの楽曲を聴くたび甦る・・・・蒼の時代だった。
大沼から鹿部温泉を迂回し、また恵山に至る。もう此処から
遠く大間崎が見える。北海の人々はここから内地を見て焦が
れた事だろう。この地に恵山岬名湯恵山福祉センターがある。
【Data】食塩泉 50.8℃ PH6.8 湧出:68ℓ毎分
源泉:函館恵山福祉センター温泉
参照#渡島半島 温泉地 探査紀行