映像:河川法に触れる構造物として建設省の注意看板の先に野天「たぬきの湯」があった。
本日某番組(ダ・・・村)でたぬきの湯が紹介されることから放映前の泉研メンバーの
調査入浴となった。今日は小雨、現場には大きな浴槽を掃除していた人がいたが、所謂、
たぬきの湯は入浴可能?状態だった。早速計温、なんと48度これは厳しい、沢水で加水
を試みたが上手く行かず、結局泉研隊長が瞬間入浴、H隊員、K隊員は足湯のみとなった。
【Data
解説:青森県内はこの様な「野湯」が少なくなった。それは当局の規制(道路から裸が
見える。衛生上(精神も含む)よくないなど)、禁止や破壊がおこなわれたから。
隠れかっぱの湯、田代の湯など幻の湯となった。温泉は野湯から始まったのだが。
参照#①安部城温泉(川内川溪谷) ②隠れかっぱの湯(薬研渓流) ③田代の湯(田代渓流)
お山参詣の隊列は参道枡形で整列記念撮影。向山の今日(9日)は参拝団体は少ない。
ご覧の団体は向外瀬部落。奉納隊列の規模も小さい。昔であれば,褌姿の強力が力強
く掲げる御旗も横にして行進、寂しい。何もかも変わり変わらないのは笛、太鼓等だ。
が見られるが、北海道では随所に見られる。多分ルートは決まっているのだろう、今日の
うちに富良野を目指すのだろう。 青春の体力を使い果たすような彼らの走りに喝采!
映像:赤平市の虹かけ橋に建つ、奥山喜生作「奥山喜生 春の日のめばえ」
北海道の名川の橋にはよくブロンズ像がデコレートされている。記憶に残るのは
釧路幣舞橋の『四季乙女像(参照ここ)』。ここ空知川の虹かけ橋の裸婦像もなか
なかな味わい深い。永遠の美とはこの様に何気ない自然に息づくものなのだろう。
影像:イワオヌプリ、アンヌプリ登山口から見た五色温泉全景
今日の最終目的地に辿り着いた。此処はイワオヌプリ(左)の周遊、アンヌプリへの登山
口となる。周辺には山の家、五色温泉旅館など3軒の施設が点在、ニセコアンヌプリ山腹
の濃い温泉を味わう事が出来る。今日の対象施設はやはり新装成った五色温泉旅館だ。
影像:乗馬教室を終え、国道を移動する馬さん、お世話の娘さんも輝いている。又
北海道は名馬の産地、道内観光地では乗馬の施設が沢山、ニセコも又同じく、
たまには羊蹄山を見上げながら乗馬教室も悪くない。北海道ならではの光景。
影像:嘗てのまんま、神社は残るが、内部は人気もなく往時を偲ぶよすがも無い。
苦悩の末終に有島武郎は地主として保有する農地を解放する。
その農場解放宣言の場所が農場内にある『弥照神社』の中だ。
小作人は神社に集められ、有島武郎の決意を聴いて驚愕した。
解説:このように実生活、小説世界と一致する理想主義を掲げたのが『 白樺派 』
と言われ同じような理想を持った文学者に武者小路実篤がいる。武者小路
実篤の創った『新しい村』は今も、宮崎県と埼玉県の両県で持続している。
参照 #① 有島武郎(白樺派作家)探訪紀行
② 弥照神社農地解放宣言(北海道 ニセコ町 理想の村集会場)
影像:理想の村の背後に聳える羊蹄山(マッカヌプリ) 2019.9.6映像再掲
今では羊蹄山という名が定着しているが、開拓時代はマッカヌプリと呼ばれていた。
だから麓の村が『真狩(マッカリ)村』、地主の息子として小作人の開拓の苦しみを
切ない思いで観ていた作家:有島武郎にこの蝦夷富士はどのように観えたのだろう。
小説『カインの末裔』冒頭の一文:
『・・・見上げると八合目まで雪になったマッカヌプリ(羊蹄山)は少し頭を前
にこごめて風に歯向かいながら黙ったまま突っ立っていた。昆布岳の斜面
に小さく集った雪の塊を眼がけて日は沈みかかっていた。草原の上には一
本の樹木も生えていなかった。心細いほど真直ぐな一筋道を、彼と彼の妻
だけがよろよろと歩く二本の立木のように動いて行った・・・』
影像:燦々と降り注ぐ太陽に鉄分が反応し地球色の源泉は北海道の大自然に溶け込む。
ニセコの代表的な温泉、昆布温泉郷。その中で老舗『ニセコグランドホテル』の温泉に
に入る。ここには昭和天皇の足跡もある。夏はラフティングをパックにした独自商品を
展開している。お湯もよし、アウト・ドアもよし、文句の無い夏のレジャー基地だった。
【DATA】①含重曹ー食塩泉 56.8℃ PH5.9 源泉:ニセコグランドホテル1号泉
②含重曹ー食塩泉 68.8℃ PH6.8 源泉:ニセコグランドホテル3号泉
映像:浴室は撮影禁止なので、公式サイトより引用記載(外観は筆者撮影済)
早朝、洞爺湖を離れニセコへと向かう。途中、羊蹄山の麓「まっかり温泉」に寄る。
10時オープンなので施設を外から確認するだけ(以前入湯済)新しい概観の影像が
目的と変化の確認が目的だがやはり、概観から休憩コーナー、露天風呂設置を確認。
【Ⅾate】含芒硝重曹ー食塩泉 29.3.℃ PH7.7 源泉:真狩1~3号井混合泉
浴感:泉質はともかく、露天風呂からの羊蹄山眺望は山を愛でる者には堪らない。
この景観故に、公共の湯でありながら、筆者的には北海道推奨湯としたい。
参照#羊蹄山(ニセコ周辺)温泉紀行