Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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G/Kの厚みの考察の巻

2011-09-07 21:26:44 | Drのメンテ講座

キャブマウントをリニューアルの図

アルファに取っては極めてポピュラーな作業であります。

この後はキャブレターを取り付けるのですが、マウントとキャブの間にG/Kを挟みます。

かっての純正品はご存じのようにペラペラの紙製でした。



厚さが違う


いつもはストックしてる紙G/Kですが、ちょうど欠品で新たにGETしたのは左の少々分厚いアイテムでした。

分厚い方が密着性も良いというか、クッション効果もあると思ったDrであります。

何より、薄いペラペラ純正より質感を感じさせます。

ところが、PF氏とそんな話をしていたら、厚いのはダメと言われるじゃあ~りませんか!


倍以上の厚みが違う

曰く、分厚いと言うことはネジ部だけが締まりすぎて、撓(たわ)む原因になるとのことダス

また、分厚いのは紙の劣化等でも緩むことがり、増し締めも必要になるそうです。

インテークマニの裏側に関しては増し締めは不可能です。

撓んだりすると、エアー吸いやキャブの取り付け角度が変わり、同調にも悪影響があるということであります。

やはり純正の薄手のG/KをGMニスで付けるのが最善とのことでした。

毎度のことながら、PF名人には教えられることは多いです。

よ~く考えると、メーカーもそういう理由でG/Kの厚みや材質を吟味してるのでしょう。


G/Kは薄い方が良い

同様にオイルパンのアッパーG/Kなんかも、社外品の分厚くてシール材を吸収しすぎるような材質もダメだそうです。

レース用のエンジンがG/K無しで組むことが多くて、そのほうがはるかに強度が出るとのことであります(液体シール使用)。

そういえば、最近のアルファエンジンのオイルパンもG/Kは使わなくて、液体シールでドッキングがメーカー仕様になりました。


以上、ちょっと賢くなったDrであります









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