Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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透明フィルムの謎?

2011-09-24 20:39:37 | 現代クルマ屋事情

断熱が売りの透明フィルム

あるクルマ系タウン誌に興味深い記事があったので、ご紹介します。

まず、いわゆるカーフィルムはFtと運転席の両サイドウインドウに貼ることを禁じられて
います。

それは、視界を妨げるという理由で車検が通りません。

しかし、最近では透明フィルムなるアイテムが登場しました。

透明なら、視界を妨げることはないから文句を言われないということダス。


透過率測定器

陸運支局の車検ラインでいわゆるFt三面にフィルムを貼ってないか、必ず測定されます。

フィルムを貼って無いかというより透過率がパスするかということです。

この許容値は透過率が70%以上ということです。

明らかに色つきフィルムは、もちろんパスしません。

Drのショップでも、剥がす羽目になったことは何度もありました

透明フィルムなら、何の問題も無かろうと思われるでしょう。

しかし、これが曲者でパスしないのです。

透明フィルムは貼ってあることもわからないことがあります。

フィルム屋に聞いたら、透明でも確実に何%かは、その成分から透過率がダウンするそうです。


70%~は合格

透明フィルムを貼った場合は純正のガラスの透過率がかなり70%に近い場合が引っかかるとのことです。

著者は透明フィルムを貼ったアルファードを陸運支局で不合格になり、剥がされる
羽目になったそうですが、全て剥離しても68.6~69.6%と不合格ラインだったそうです!。

ということは、メーカー装着のティンテッドガラスが違反してるということになります

しかし、陸運支局の検査官はメーカー純正という理由で、合格させたそうです。

著者が突っ込むと、メーカーに聞いて欲しいと言われたそうですw。


トヨタ アルファード

著者は早速トヨタのお客様相談室に電話されたら、当初は相談室責任者が会ってくれる
と言う計らいだったのが、いつしか合う必要もないとドタキャンされてしまったと書い
てます

これを鵜呑みにすると、メーカー純正が怪しいとも言えます。

しかし、更にややこしいことに測定器の誤差が3%認められてるそうです

この測定器の誤差にしても、測定器メーカーの規準もいまいち曖昧です。

たぶん、我々が支局で計測されて67%なら不合格になるはずですから


以上を総合するとディーラーや認証工場の人間は透明フィルムを歓迎してないのが、現実なんです。

透明フィルムを貼った当初は合格でも、経年変化で不合格もあります。

フィルムの需要自体が、ずいぶん減少してるうえに、起死回生?の透明までダメならフィルム屋さんは可哀想ですネ




コメント (1)
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