
少々変態型のFIAT QUBO?!
Ftセクションは往年のABARTH風でRrはルノーカングー風ですね(笑)。
本日は天候も良くて撮影も兼ねてQUBOを引っぱり出しました。
QUBOの最大の売りはコンパクトな外寸(4m未満)とは思えない室内の広さです。
広さを確保するのはやはり車高を高くしたことですネ(1.7mプラス)。

余裕のスペースを確保

Dr体型(

後席シートの高さは半端じゃないくらい高いですからネ。

荷室もたっぷり

2+1に分割されるRrシートは2アクションで簡単に折り畳めます。
人間は5人がゆったりと座れて荷室も標準以上にスペースを確保されています。
たぶんこのクラスでは最大のユーティリティを誇れるでしょう。

ツートンカラーのシートは良い感じ
インパネの意匠はかなりシンプルですが、最低限の質感は保っています。
願わくばステアリングがレザーであればよりBetterでしょう。

これは?
FIATのエンジンではありませんね。
見慣れたプジョーなんかのエンジンと同じです。
Drは若干頭が貝割れ大根状態になりましたが理由は判明しました。

左からFIAT、プジョー、シトロエン
いわゆるPSAグループとFIATの共同開発車でした。
ちなみにプジョーはBIPPERでシトロエンはNEMOのネーミングとなります。
商用車が基本のようですが、乗用車もあります。
シャシーのプラットフォームはFIATグランデプントがベースで生産はトルコだそうです。
エンジンはこの1.4SOHC(8V)に関してはプジョー206やシトロエンC2なんかと同じです。

早速乗ってみましょう
一つ残念であったのはテスト車のエンジンが完調でなかったことダス

明らかに4気筒が爆発してない感じでした。
推測すると、我々ショップが僅かの距離の移動のためにエンジンをチョイ掛けしては止めることを繰り返すとプラグが濡れることがあります。
即ちエンジンが暖まるまでもなく切っての繰り返しですから、コールドスタート状態のエンジンの燃調は濃くなりぱっなしです。
一昔前は頻発しましたが最新の燃料噴射では余り聞きません。
聞けばアルファのMiToは今でもかぶるそうですw。
このような事態は販売店サイドの特殊事情の問題です。
一般ユーザーは先ずこのような使い方をしないので問題ありましぇん。
最もこの個体の原因は未解決ですから、完調にして再度リベンジしましょう。

ややシブイ?
このエンジンは特段スポーティでは無い物の低速域から充分なトルクを発揮する実用エンジンでしょう。
過去に乗ったプジョーやシトロエンの例から言えます。
シフトは明らかにPSAで、その感触とストロークは仏車です。
ことらは最近のアルファやFIATのほうがより軽くカチッと決まります。
クラッチもややストロークは大きかったです。

交信不可?
エンジン不調で気が収まらないDrは原因を追及するべくテスター診断を試みました。
エンジンはPSAでもメーカーはFIATですからネ(笑)。
すでにQUBOはエグザミナーにプログラミングされているものの交信不可という結果になりました

やむなく汎用型診断機を試みたところエラーコードが出ました!。
しかし、手持ちの資料にそのコードが無く、時間切れになりました。
エンジン復活後に再度サスペンション等のレポートをしたいと思います。