最終型GTV6X2
偶然ですがほぼ同時にメンテ依頼のGTV6が出来上がりました。
この二台の共通点は歴代オーナー様に恵まれていることです。
15年以上も前にドイツより輸入した固体
国内上陸後二人のオーナー様にず~と屋内保管されて来ました。
ノンレストアでこの状態ですから、今や貴重なGTV6と言えましょう。
今回のリクエストは入りと抜けがスムーズでないトランスミッションをOHしました。
数年前にも例の社外品シンクロ/スリーブでOHしましたが、結果は思わしくありません。
今回は116のオーソリティのPF氏に作業を
入りも抜けもバッチシ!
更にOHだけでなく、ギアレシオ改善の為に75のミッションにコンバートしました。
GTV6の1stはツインプレートクラッチに対応するためにレシオ3.5と低く、2nd~の繋がり
に難があるのです(PF氏談)。
これに較べて75ではレシオ2.78となり、1~3速はクロス化され、全然乗りやすくなります。
ツインプレートクラッチはシングルプレートにコンバートするのが常識化されてますから、
むしろ75のクロスレシオ化は必須と言っても過言じゃないでしょう。
ちなみにSZ(ES30)のレシオはこのクロス化されたレシオになりますから、
シングルプレート化されたSZと同じにしたというほうが説明しやすいです。
快調ダス!
GTV6乗りの方は75の中古ミッションをGETしておくことをお奨めします。
有れば、比較的リーズナブルにインプルーブ出来るでしょう。
最も、スピードメーターの変換やシンクロ交換等の作業はそれなりのノウハウが
必要です。
今回の作業の詳細はPF氏に解説して頂きましょう。
(続く)