先日納車したFIAT500(イタリア仕様)
ノーマルでは飽き足らずにモディファイされる方も多いようですが、結局は薬局で戻したほうが懸命で
あったと言う二例をご紹介します。
最も、好みの問題もあり一概にモディファイを否定するものではありませんが、バランスを崩すことは
逆モディファイになりかねません。
500の新オーナー様は乗り心地が粗いと訴えられました。
早速試走すると、明らかに呷られ感があり、しなやかとは対極でストロークも感じられません。
舗装の悪い継ぎ接ぎだらけの日本の道路では誠に不快と言えましょう。
社外サスに交換してあるのは判明しておりました。
KONIスポーツ+H&Rコイル
KONIはともかく、H&Rというのは個人的に好きではありません。
早速純正戻しを決めたのですが、タイムリーにも500S(700km使用)のサス一式をストックしていたので、
交換しました。
2~3cm車高アップ
KONIスポ+H&Rの車高
試走結果は上々で、まともな乗り心地に改善されました。
明らかにショックは吸収して、呷られ感は無くなりました。
オーナー様も、満足して頂けると思います。
商品車GTV3.0のマフラー交換の図
プチレスしてツルピカ状態なんですが、なぜか売り倦んでいる個体です。
特に、どこにも難点は見当たりませんが、爆音のマフラーに問題があるのではと思いました。
ファブリル?
どこから見てもファブリルなのですが、以前のファブリル装着快音車とは違い爆音なのです。
ファブリル(チタン工芸)さんに送って検証して貰おうと思いましたが、連絡が付きません。
純正戻しは以前から検討しており、パーツは入手しておりました。
面倒なので、放置しておりましたが、今回はやっと重い腰を上げました。
Ct&Rrセクションでタイコは三つある!
この純正品は意外に高価なパーツで入手難です。
控えめな出口
結果は、もちろん劇的に静粛になりました。
これで、GTVも売れることは受けあいでしょう 。
以上、二台の逆モディファイ(初期化純正仕様)は滞りなく完了して、バランスが良くなりました。
モディファイは意外に簡単ですが、純正戻しは廃盤パーツなども有り、厄介な場合もあります。
Drがノーマルに拘るのは、全体のバランスの問題です。
バランスを崩さないのであれば、モディファイを否定するものではありませんが、意外に難しいかも
しれません。