Dr.Horiiのひとりごと

徒然なるままにクルマや日々の出来事を書きとめた雑記帳です。
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点火今昔物語

2011-09-11 21:38:34 | Drのメンテ講座

当時のままのジュリアスプリントGTV(三本ヒゲ)

おおまかなメカの最後の作業が点火システムの交換でした。

なんせ、この個体のメカは全て当時のオリジナル状態でありました。


分割式ポイント+ネジ止めローター

この年式のオリジナルですが、さすがのオリジナル派のDrもこれはリニューアルしたいと
思いました。

見た目のオリジナルは歓迎しますが、メカは最新式に越したことはありましぇん。

ポイント式の最大の欠点は、定期的なメンテナンスを要することダス。

即ち、乗りっぱなしでは必ず不調になり、最悪始動不能となります

フルトラ点火でも良いのですが、やはり123がBestでしょう。


見た目はBOSCHEと同じ

余談ですが、Drの年代では全てポイント式で、エンジン調整はまずこのポイントの間隙
調整からでした。

また、消耗品なので定期交換も必要でした。

エンジン不調はポイント交換が修理の代名詞と化していたのでありましたw。


40年の歳月が?


最も、現代の点火システムはもっと進んでおります。

デストリビューターはもはやありましぇんw。

あくまでも、デスビ方式での比較であります。

この123はデスビ式では究極の進化とい言っても良いのじゃないでしょうか?。


装着完了

取り付けも配線も特に難しくはなく、デスビ交換の経験者なら問題ないでしょう。

マイコン制御で何種類かの進角特性を変えられるのが、一番のウリなんですが、進化型のUSB式は更に自由な曲線まで作れちゃいます。

私的に一番好ましいのは、旧車のエンジンルームに違和感ないことです。

アルファなら純正のデスビカバーを付ければ全くわかりましぇん。

かってのCDI点火のように、エンジンルームに大きな弁当箱が居座るのは許せません(笑)。


過去の参考記事

 Drの123イグニッション体験記

 123USBはどうするアイフル?


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ハズレはどうするアイフル?(泣)

2011-09-09 21:28:05 | 現代クルマ屋事情

某AAの出品票                   AR156新車並行


最近業者間ではホントにロクなクルマ(商品)が無いという会話が聞こえます。

大多数の業者の仕入れ先であるAA(業者オークション)には売れ筋の個体がありましぇん。

出品車の大半はどこかが、中途半端なんです。

Drも一応毎日は全国のAAリストをチェックはしておりました。


2002年式(前期最終)

走行6.9万km(許容範囲ダス)

コスモブルー(赤以外がbetterザンス)

ベージュレザー内装(最高裁判所

6速マニュアル(理想的ダス)

左ハンドル!(もうイキそう



以上、Drが目を付けたアルファ156であります。

少々難があるのは修復歴があるのですが、後部だから修理してあれば、年式的な物もあり良いだろうと楽観しました。


果たして入札したDrは目出度く落札出来たのでありました

それも、思ったよりもお財布に優しいお値段でした。

他にも落札した車両があり、この156のことはスッカリ忘れていました。


数日後に出社したDrはなにか薄ら汚い156が置いてあるのに気付きました。(不幸の始まりダスw)

そういえば、あの時に落札した156かもネ~w。


ガビ~ン!               直ってないやおまへんか

これは絶対にフロアも凹んでるから、事故車で返品やと一瞬閃いたのですが、修復歴は覚悟で買ってました


更に修復しなあきましぇん

修復は全てスッキリと直してあると思ったのは大間違いでありましたw。


塗装も全体にボケてまっせ~

スッキリさせるには、少なくとも半分以上は塗る必要があるようですw。


インテリアは許容範囲?

しかし、


細部の手直しにコストがw             カーボン嫌いダス


以上、現車を見て落札額がお財布に優しい理由が判明しました。

こんな個体を真剣に仕上げるコストを考えると頭が貝割れ大根になります

いっそう部品取りか代車にするか、再度AA出品でスルーするのか?。


しかし、悪い中にもなにか一つくらいは取り柄があるようで、走りは結構イケてました。

特筆すべきは、サスの異音が皆無なことでした。

エンジン、ミッション、クラッチはとても好調で走るだけならノープロブレムです。

クーラーは壊れていて効きませんで~

それでも、格安なら欲しいという奇特な方がいらっしゃれば、


商談受けまっせ~!
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G/Kの厚みの考察の巻

2011-09-07 21:26:44 | Drのメンテ講座

キャブマウントをリニューアルの図

アルファに取っては極めてポピュラーな作業であります。

この後はキャブレターを取り付けるのですが、マウントとキャブの間にG/Kを挟みます。

かっての純正品はご存じのようにペラペラの紙製でした。



厚さが違う


いつもはストックしてる紙G/Kですが、ちょうど欠品で新たにGETしたのは左の少々分厚いアイテムでした。

分厚い方が密着性も良いというか、クッション効果もあると思ったDrであります。

何より、薄いペラペラ純正より質感を感じさせます。

ところが、PF氏とそんな話をしていたら、厚いのはダメと言われるじゃあ~りませんか!


倍以上の厚みが違う

曰く、分厚いと言うことはネジ部だけが締まりすぎて、撓(たわ)む原因になるとのことダス

また、分厚いのは紙の劣化等でも緩むことがり、増し締めも必要になるそうです。

インテークマニの裏側に関しては増し締めは不可能です。

撓んだりすると、エアー吸いやキャブの取り付け角度が変わり、同調にも悪影響があるということであります。

やはり純正の薄手のG/KをGMニスで付けるのが最善とのことでした。

毎度のことながら、PF名人には教えられることは多いです。

よ~く考えると、メーカーもそういう理由でG/Kの厚みや材質を吟味してるのでしょう。


G/Kは薄い方が良い

同様にオイルパンのアッパーG/Kなんかも、社外品の分厚くてシール材を吸収しすぎるような材質もダメだそうです。

レース用のエンジンがG/K無しで組むことが多くて、そのほうがはるかに強度が出るとのことであります(液体シール使用)。

そういえば、最近のアルファエンジンのオイルパンもG/Kは使わなくて、液体シールでドッキングがメーカー仕様になりました。


以上、ちょっと賢くなったDrであります









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1750GTVのその後

2011-09-06 21:19:30 | 修理日記

某鈑金塗装屋にて

赤に塗り替えてある1750をオリジナルのカラシ色に戻すことを決意しました。

ダメージのあるボディを修復するために、レストアパネルを入手して、鈑金屋に作業を依頼していたのですが、進行具合と手抜きしてないかを偵察にいきましたw。


Ftエプロンは張り替え済み

取りあえず、貼りつけただけですが、ボロボロだったエプロン部は何とか修復できました。


Ftスタビの取り付け部

この箇所も腐食する定番箇所です。

画像が少々悪いですが、まずまずの仕上がりでした。

定番のロッカーパネルも途中まで作業が進んでおりましたが、撮影を失敗したため、次回でもレポートします


見せたくない画像

早く切開して、新しいパネルと取り替えて貰いたいところダス。

地面が見えるのは、道路状況を見るのには、好都合ですね?!。

なんてことは、もちろん有りましぇん(笑)。

以上は、鈑金屋からのレポートですが、並行してメカ作業も進んでおります。


Drがバラしたエンジンw

分解するのは全てのネジを解けば誰でも出来ます(笑)。

組立もDr自身がと思いましたが、やめました

理由は技術が無いからではありましぇん。

作業に没頭すると、他のこと資金繰りが何も出来ないからでありますw。(大儀名文モード?)


PF名人登場ダス

少々コストは掛かっても、より上級ラベルレベルを目指すことにしました。

ボディの修復コストがお財布に優しくないですら、ヤケクソモードかもしれましぇん。

言わば、毒を喰らわば皿までダス

コンセプトは中途半端な出来上がりよりも、高くても良い仕上がりというところです。

問題は例によってアレもコレもと欲が出てきて、限りなくコストが上がることです。

たぶん、売価を200万円以下というのは。無理っぽいでしょう


エンジンに話を戻すと、各部をチェックしてくれたPF氏は開口一番バルブタイミングが狂っていると言われましたw。

チェーンはすでにDrが切ってますから、何が根拠なのかは意味不明です。

エンジン組立編は摂津工場よりPF氏にレポートして貰う予定です。

世の中分業化でっせ~!(笑)。

そう言えば、シートの張り替えを内装屋に頼むのを忘れてました

1750は三位一体モードで進行中ダス

言っておきますが、


総監督はDrダス



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雨の日は修理DAY?

2011-09-04 20:23:41 | 修理日記

ジュリアスプリントGTVのインマニを外す

本日は台風の影響で一日中雨でした。

酷暑に雨となれば、何とも気が乗りませんw。

全く、来客が無いと言うことはありませんでした。

殆どが修理や車検で、商談もなく、Drは残務修理に勤しむことにしました

レストア中の段付GTVのメカを片づけて、早く塗装屋に入れたいのです。

↑画像はキャブをO/Hして取り付ける前仁、キャブマウントを交換します。

塗装が出来てから、エンジンルームを触るのは良くありましぇん。

従って、出来る限りメカ部分は完成しておきたかったのです。



屋内作業ダス

怪しいキャブマウントはスタッドを外して、全て修正面研しました。

精度を試すために、キャブ側のシールはしない予定です。

左端はGM製のニス?で、アルファメカの定番であります。

WEBERをO/Hしてくれたのはご存じPF名人であります。

Drも含めて大多数のメカニックはキャブ屋に外注させますが、自らO/HするのはPF氏とF田名人くらいでしょうか?。

PF氏はキャブの内部構造を熟知されていて、頭が下がります。


とりナマズ完成?               メカポンプは交換済

この後は、もちろんキャブを取り付けて調整します。

エンジンルーム内もレストアしますから、仮付けにしようと思います。

後は、イグニッションを123に変更しますが、この辺りの作業はDrの得意科目ダス

難航したらもちろんPF氏に聞きまっせ~w。



リベンジのGTV6クーラー修理

こちらはKメカ担当で頑張っております。

どこで聞きつけたのか、オーナー様が偵察に来られました


天文学的な修理代が必要ですか?。

天文学的とは100万円くらいを言うのでしょうか?。

そうであれば、Drはウレシカルカル明治のカールであります(笑)。

儲かりまっせ~

殆どが中古パーツ使用でお財布に優しいと思われます。


前より冷える!                この後更に下がった(6度C!)

エアーパージ後に禁断の当時物R12冷媒を(前回のは何処へ)再度チャージしました。

前回よりも冷える理由があるとすれば、エバポをクリーニングした効果か、ヒーターバルブを新品にしたことが考えられます。


ドレンホースに問題が発覚

エバポ水浸しの原因は、ドレンホースの取り回しが悪いためでした。

直すにはボディに穴明けが必要かもしれましぇんw。

これで、三度目の正直となって欲しい物であります。








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GTV6のクーラー修理その後(泣)

2011-09-03 20:32:30 | 修理日記

バラバラやおまへんか


先日目出度く完成したクーラー修理ですが、またもや分解する羽目になりました

お客様に完成報告をしようとした矢先であります。

なにやら音がするじゃあ~りませんか!。


プシュ~(不吉な音w)


あれだけ効いていたクーラーが皆目効きましぇん

予想通りエバポーレーターに穴が開いたようで、あの高価な当時物R12冷媒がスッカラカンであります


外れたエバポASSY

この構造であれば、立派にエアコンとして除湿暖房も出来ることになります。

エバポの穴あき修理は、ラジエター屋でも箇所によっては可能なんです。

取りあえず、エバポを外します。


下部が錆びてますネw

これはエバポが水没していたと思われます


案の定でコテコテw

ドレンホースが詰まっていて、排水が出来てないと思われます。

通常であれば、排水は室内に漏れて詰まりが判明するのですが、このGTV6は角度の問題で
山盛り溜まるようになってるようですw。

よって、今まで詰まりには気付かなかったのであります。

しかし、錆と穴あきの因果関係は不明です。


漏れ箇所を溶接修理

エアーを吹いてある程度漏れ箇所は確認出来ました。

他の箇所も心配なので、専門のラジエター屋さんに依頼して修理して貰いました。

これで、なんとか直ったと思ったのも束の間でありました。



ヒーターバルブが崩御

二度有ることは三度あるというか、悪いことは重なり、伏兵がおりました

ヒーターバルブを再取付しようと思ったら、プラスティック部分が劣化しており、ポキッと折れちゃいました

AC付Type116のヒーターバルブは特殊で、サーモ機能が付いております。

お値段もノーマルより数倍する稀少品なんです。

これは厄介なことになったと思ったのですが・・


デッドストック発見

少々形状が違ったのですが、なんとか加工したら取り付きました。

後は組み立てて、再度R12冷媒を入れるだけです。

今度は漏らないことを祈るだけであります。









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三匹目のドジョウもGetの巻

2011-09-01 21:55:10 | 雑記帳

01y MB E240T

Drの個人的興味で買ったのですが、あわよくばお客様に買って貰おうという不純な動機で仕入れたW210ワゴンであります。

1台目のAR166から二台目のVWパサートワゴンと全て個人的興味で降ろしました。

いわば、Drの自家用車シリーズでありました。

しかし、Drがまともに乗る間もなく、即売してしまったのでした。

二度有ることは三度有ると言いますが、その通りでこの白のW210まで売れちゃいました。

一応、このモデルを探してというリクエストがあったので、あながちマグレでなく、
むしり計画的犯行とも言えます。



フィルムを全て剥がした

買って頂いたお客様の要望で限りなくノーマルに戻しております。

Drがほとんど乗れなかったのは少々残念ですが、また買えば良いことダス。

もちろん商売上は早く売れたに越したことはありましぇん。


幸運にも三台の商品車を効率よく売ったことになり、三匹目のドジョウも居たわけですネ(笑)。


ここいらで、ドジョウシリーズは終了させて頂きます。

次回からは、名付けて、


敗者(車)復活戦ダス


早い話が売れない長期不良在庫車をど~するかなんですw。


二年は居着いている156(2.5V6 6MT)    


当時このモデルは何台か連続で売りまして、ちょっとした小ヒットだったのですが、
なぜかこの個体だけ残りましたw。

売れ残るというのは、それなりの理由があるというものです。

赤の塗色はもちろん色褪せでスカっとしてませんでしたし、いわば斑レッドでした

これでは売れないと部分塗装で誤魔化したものの、お声は掛かりましぇん


メッキズルズルダスw

とりナマズ片側は新調したのですが、これではイケましぇん。


見苦しいダスw

細部をもっと煮詰めないと売れる気がしましぇん。

最も、この個体は99年式ワンオーナー4.7万kmとスペックは悪くありません。

塗色が赤でなければ売れていたでしょう。


Drは意を決して、この156を自家用車に降ろします。

超久しぶりのアルファのマニュアル車となります。

Drのセンスで調教しますので、ご期待下さい。


ちょっと、問題はそれなりのコストを掛けますので、利益は望めません。

コンセプトはDrが楽しめて、損失を最小限に留められたらということダス。

それでも、売れなかったら社用車にしましょう(笑)。





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