(江蘇省南京市の夫子廟で漢服を着て観光する観光客たち(2021年8月25日撮影)【2021年10月4日 AFP】
コスプレとしては面白いですが、それ以上のものとして定着するのは・・・難しいかも)
【「中華民族の偉大な復興」に乗って「2035去台湾 (2035年、台湾に行こう)」ヒット 35年に向けて「統一」ブームが加熱】
ペロシ米下院議長の訪台で緊張が高まった中台関係についてはこれまでも取り上げてきましたが、台湾統一の軍事作戦を想定した大規模な中国側の軍事演習はだいぶ前から準備されたもので、今回の中国の反応は議長訪問を「口実」に台湾統一への動きを本格化させたものだとの指摘もあるようです。
習近平政権の軍事作戦による台湾統一の本気度はよくわかりませんが、台湾統一が「何としても達成したい悲願」であるのは事実で、習近平主席としても歴史に名を残すために達成したい思いでしょう。
****中国、台湾統一の白書を発表 武力行使を放棄しない意思を明確に****
台湾海峡を巡る緊張が高まる中、中国政府は10日、台湾統一に関する白書を発表した。白書では「平和統一のための最大限の努力を継続する」と強調しながらも、武力行使についても放棄しない意思を改めて明確にした。
中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室などが「台湾問題と新時代中国の統一事業」とのタイトルで作成した。
白書は武力統一に踏み切る可能性について「全ての必要な選択肢を持ち続けるが、平和的でない方法は、やむを得ない状況の中での最後の選択だ」とも強調している。
一方、ペロシ米下院議長の台湾訪問などを念頭に「米国の一部の勢力は、台湾を使って中国をけん制しようとしており、中国の平和統一の努力を妨げ、中米関係に悪影響を与えている」と米国の対応などを非難した。【8月10日 毎日】
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軍事作戦によるか否かは別にして、台湾統一のシンボルとなりうるのが北京と台湾を結ぶ高速鉄道の建設。中国側の“スケジュール”としては2035年完成を見込んでいるとか。
中国側の北京から海峡入口まではすでに繋がっているので、あとはトンネルで結ぶだけで、技術的にも自信があるとか・・・・とは言え、35年完成のためには2年後ぐらいには着工しないといけないことにもなります。
そのためには、アメとムチで中国に宥和的な国民党政権を台湾に誕生させるのが前提になりますが・・・あるいは、一気に力で台湾を呑み込むか・・・。
中国社会では、35年に向けて「統一」ブームが加熱しつつあるとか。
****北京台北高速鉄道という危機 台湾統一に本気で動く中国****
(中略)
既に台湾海峡手前に迫った高速鉄道
しかし新疆・香港で、外界の懸念を一切意に介さない極端な弾圧を行った習近平は、台湾についても力の論理で北京本位の「一国二制度」を迫り、「中華民族復興の夢」を実現させようとしている。その象徴として、福建省から台湾海峡をくぐって台北に至る高速鉄道の着工が視野に入りつつある。
中国は、高度成長で「盛世」を謳歌するようになった2000年代に入ると、自国の発展の現状と「富強」「祖国統一」の願望に鑑み、台北に至る高速鉄道・高速道路をめぐる検討を重ねた。07年4月には福建省福州市で「第1回海峡両岸ルート・プロジェクト学術検討会」が開催されたほか、中国鉄道部と福建省は08年3月、北京と台北、雲南省昆明と台北を結ぶ高速鉄道計画で合意した。
習近平政権に入るとこの計画はさらに具体化し、(中略)20年には、福州から台北へ向かうルートの中国側最前線にあたる海壇島・平潭までの高速道路・高速鉄道が相次いで開通した。
平潭までの高速鉄道は、現在のところ福州と平潭の間を毎日10往復程度が走り、中には北京・上海・深圳と結ぶ便もある(最新の運行状況は中国国鉄予約サイト『中国鉄路12306』で分かる)。
(中略)今や技術陣のトンネル着工に向けた意気は高く、地震発生帯を避けつつの設計図も完成しているのだという。
平潭から台湾・新竹市の南寮に至るトンネルは、道路・電線用と合わせた計3本が設けられる予定であり、完成後は130キロメートル超・世界最長の海底トンネルが中台の関係を緊密にするという(中略)。
台北への高速鉄道計画に沸き立つ中国
中国共産党創建100周年を迎え、次の100年ならびに2049年の建国100周年を見据えた21年3月、全国人民代表大会は第14次5カ年計画ならびに「2035年長期目標」を大々的に掲げ、中国の人々はその実現に向けて大いに鼓舞・動員されつつある。
35年とはどのような意味を持つのか。この年は第16次5カ年計画の満了年にあたり、「社会主義現代化強国」に躍り出た中国が技術面で世界を牽引するほか、一人あたりの国内総生産(GDP)はイタリア・韓国並みの3万ドルを実現し、中レベルの先進国となることを謳っている。
また習近平は、35年の時点で82歳である。もし仮に習近平が毛沢東と並ぶ終身の「領袖」となり、自分が存命のうちに「中華民族の偉大な復興」に相応しい業績=台湾統一と最先端の強国化を同時に誇示するとすれば、35年はそのタイミングにふさわしい。
もっとも、現在の中国のGDP水準は一人あたり1万ドル強である。「2035年長期目標」を実現するためには毎年7〜8%の成長が必要であるところ、昨今の疫病禍や西側諸国との対立ゆえ、その実現可能性には疑問符が付きまとう。
このため、第14次5カ年計画では対外経済関係の比重を下げ、自国内でのイノベーション・強力な国内市場の形成を強調しており、それによって世界が中国の経済的・技術的魅力を無視できないようにするという性格が強い。(今村弘子「第14次5か年計画と2035年長期目標から中国経済を考える」『季刊・国際貿易と投資』124号)
そこで中国政府は、持続的な経済発展におけるボトルネックを緩和するべく、35年までの交通網建設の全体像を描いた「国家綜合立体交通網計画(原語では規画)綱要」を発表した。
この中では(中略)台湾への高速鉄道は、「北京・天津・河北(雄安新区)=広東・香港・マカオ主軸」の支線として大々的に掲げられた。
こうして党・政府によって、35年までに高速鉄道が台北まで開通するというメッセージが発せられた結果、中国国内では言わば「統一」ブームが加熱しつつある。
昨年9月、愛国主義的シンガーソングライターである孟煦東 (もう・くとう) が「2035去台湾 (2035年、台湾に行こう)」を発表し、中国の人々が高速鉄道に乗って澎湖島・阿里山・日月潭といった名所をめぐる一方、台湾の人々が高速鉄道に乗って北京に向かい、「日々心の中で慕ってきた天安門の日の出を眺め、万里の長城を眺める」「山々を赤く染めるほどの紅旗の波、そして偉大な復興を遂げる中国の夢を眺める」情景を唱ったところ、一度聞いたら忘れられない中国の民謡がかった (?) 節回しと相まって、爆発的なヒットを巻き起こしている。
今後2年以内に中国は必ず行動する?
このように中国は、いよいよ香港に次いで台湾を「一国二制度」下に置き、または親中政権の成立を促して従属下に置くことで、台北までの高速鉄道を実現させ、「中華民族の偉大な復興」を高らかに告げる段取りを整えている。
最近中国は、英国による香港支配を極めて厳しい表現で非難し、今般の台湾海峡危機にあたっても日本の批判に対してむしろ「台湾問題における日本の歴史的責任を問う」と強烈な反応を見せている。
これらはひとえに、領土面での「核心的利益」が犯され続けた屈辱の近現代史を完全に過去のものにし、外国が香港・台湾に及ぼした価値観をも消し去ることで、「本来の中国文明が真正に覚醒したことによる統一国家の夢」を実現させようとする決意の表れである。
とはいえ、恐らく習近平政権も、なるべく「穏便」に統一を進める方が良いと考えていることであろう。
台北への高速鉄道の35年完成を見据えれば、遅くとも24〜25年頃には着工することが望ましいことから、中国は今後2年以内を目途に、台湾に対してあらゆる手段を用いて「統一戦線工作」を仕掛ける可能性が高い。
具体的には、軍事的・経済的圧力を極限まで高め、台湾の人々の抵抗心を削ぎ、中国との協力によってはじめて台湾の将来があると改心させ、親中的な国民党の選挙勝利に持ち込む一方、日米両国に対しても「台湾に手出しをすれば必ず多大な損害を被る」と躊躇させるべく、あらゆる軍事・外交的な策を繰り出すことであろう。
あるいは勿論、中国と日米台の力関係が完全に逆転すれば、ウクライナに対して「兄弟民族の再団結」と称して侵略したロシアと同様の挙に出ないとは、誰も断言出来ない。
今般のペロシ米国下院議長の訪台を契機とした大規模な軍事演習は、その取りかかりに過ぎない。かねてから習近平は「戦争の準備をせよ」と言っており、いつでも責任を日米台に転嫁させつつ、より高い段階の圧力と「台湾海峡の内水化」を強める機会を求めていた。
24〜25年頃までのトンネル着工を踏まえれば、まさに今がそのタイミングであり、ペロシ氏の訪台は格好の口実とされたと言える。(後略)【8月12日 WEDGE】
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(中国にとっても多大なリスクを伴う)軍事作戦の方は「いつ実施されるか」は全く見当がつきませんが、2年以内に宥和的な国民党政権を成立させ云々の方は、現時点では軍事作戦以上に可能性を低いように思えます。
先のことはわかりませんが。
興味深いのは、「中華民族の偉大な復興」「中国文明の覚醒」の「夢」に乗せて、「統一」ブームが高まっているということ。
政治と社会の共鳴で、政治が掲げた目標に社会が反応し、社会の動きに突き動かされる形で政治が更に声を強め・・・という相互影響も想像されます。
中国社会は「中華民族の偉大な復興」という政治的目標に共鳴して、中国固有の文化を見直し重視する流れが強まっています。国力の増強に伴う中国の人々の自国への自信の表れでもあるでしょう。
【「中国文明の覚醒」の表れか 漢服ブーム】
いささか些末な話題にもなりますが、昨今の漢服ブームとか医療における中医重視なども、そうした流れの一環でしょう。
****中国で「漢服」が若者の普段着に 市場規模は1700億円超****
歩行者天国や文化施設など北京市内の各地でファッションショーを行った9月の「北京ファッションウィーク」では、漢民族の伝統衣装「漢服」をテーマにした衣装が登場し、多くの観客を魅了した。
中国紡績無形文化遺産PR大使兼デザイナーの張義超(Zhang Yichao)さんは「2000年前にさかのぼる漢王朝の国宝の紋織物からインスピレーションを受けた。現代のデザインと組み合わせることで文化遺産を継承していきたい」と意気込みを語る。
漢服は漢朝、唐朝、明朝などの時代に分類される。現代的なデザイン要素を取り込んでいるが、襟や帯、右衽(うじん・左側の襟を上にして交差すること)、幅広の袖、長袍(男性用の長い胴着)、馬面裙(女性用スカート)などの伝統を受け継いでいる。2021年には漢服愛好家は約689万人に達し、産業規模は100億元(約1721億円)を超える見通しだ。
つい最近まで、漢服は普段着とは見なされていなかった。愛好家の1人、関嘉美(Guan Jiamei)さんは「漢服を着て外出すると、『変な服装』『ドラマか何かに出演するの?』などと、よく冷やかされました」と振り返る。
漢服ファッションが広まった後も、「値段が高い」「制作期間が長い」というイメージが定着。オーダーメードの衣装が多く、1着1万元(約17万円)するものも多かったためだ。漢服ブームと共に値段も手頃になってきており、今年第1四半期では漢服愛好家の45.2%の平均購入価格は301~500元(約5181~約8606円)だった。(中略)
漢服の認知度が高まるにつれ、「漢服文化祭」や「漢服国風賞」などの活動が次々と登場し、漢服が普段着として浸透してきた。(中略)
寧夏大学(Ningxia University)経済管理学部の馮蛟(Feng Jiao)副学部長は「漢服文化が人気を博しているのは、動画投稿プラットフォームなどのSNSやサブカルチャーを楽しむ文化が、若者の間で浸透していることも影響している。現代の若者のライフスタイルを反映していると言える」と分析している。【2021年10月4日 AFP】
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中国の伝統衣装というと日本ではチャイナドレスを思い浮かべますが、チャイナドレスは“最後の中華王朝「清国」が滅ぼされた後、上海の女学生たちが満州服に洋服の裁断要素を重ね合わせ、創られた服”【ウィキペディア】。
漢服はそれ以前から存在する漢民族固有の文化・・・ということですが、実際に目にする漢服は伝統衣装というよりド派手なコスプレ衣装という感じも。
3年ほどの前の中国旅行の際に街で見かけ「話には聞いていたけど、実際にいるんだ・・・」と驚きました。やや周囲から浮いているようにも見えましたが。
****漢服を着て中国風ホテルに宿泊、若者の七夕の新トレンド―中国****
今年の七夕節(旧暦7月7日、今年は8月4日)は夏休みに当たり、この中国で最もロマンティックな色彩を帯びた伝統的祝日に、若者はずっと関心を寄せてきた。若者が徐々に消費の中心になるにつれ、今年の七夕節には「95後(1995年から1999年生まれ)」がホテル予約市場で旺盛な消費力を見せている。
ホテル予約サイトの首旅如家のデータによると、全国で七夕節にホテルを予約した人のうち、「95後」が62.4%を占め、ホテル予約件数の急増傾向を効果的に牽引している。(中略)
ホテル予約サイトの首旅如家のデータによると、全国で七夕節にホテルを予約した人のうち、「95後」が62.4%を占め、ホテル予約件数の急増傾向を効果的に牽引している。(中略)
ここ数年、伝統衣装「漢服」の文化がますます多くの若者に受け入れられるようになった。調査会社の艾媒諮詢のまとめたデータでは、2022年の漢服市場の規模は前年比23.4%増の125億4000万元(約2508億円)に達する見込みという。
漢服産業が勢いよく発展し、このことはクラシカルな中国風の美しさを求めるトレンドが若者の間で徐々に主流になる様子を一つの側面から映し出している。
クラシックな中国風を特色とする璞隠ホテルは、今年の七夕節に若者の間で非常に人気が高い。同ホテルは「都市の隠れ家」をデザインのコンセプトに、ホテル内のあちこちに中国の古書、絵画、陶磁器などを配置し、数多くの若い顧客を獲得している。
クラシックな中国風を特色とする璞隠ホテルは、今年の七夕節に若者の間で非常に人気が高い。同ホテルは「都市の隠れ家」をデザインのコンセプトに、ホテル内のあちこちに中国の古書、絵画、陶磁器などを配置し、数多くの若い顧客を獲得している。
中国風や漢服を愛好する若い消費者の間では、七夕節には優雅な中国スタイルの空間の中、漢服を着て、中国茶を味わい、写真を撮り、恋人と二人きりの世界を楽しむのがトレンドになっている。【8月5日 レコードチャイナ】
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【中医は中華民族の偉大な創造物 コロナ治療の伝統薬に疑義を呈した医療情報ポータルサイトが当局の検閲受ける】
まあ、漢服は趣味・好みの問題ですが、中医重視になると健康にも影響します。更に下記のような話になると政治問題の側面も。
****中国、医療情報サイト検閲 コロナ治療で承認の伝統薬に疑義****
中国政府が新型コロナウイルス感染症の治療薬として承認した伝統薬に疑義を呈した医療情報ポータルサイト「DXY」が、「関連法規に違反した」として当局の検閲を受けている。
中国IT大手の騰訊控股(テンセント)が出資するDXYは数か月前、発熱や喉の痛みに効くとうたって発売されている伝統薬「連花清瘟(れんかせいおん)」について、新型コロナ治療における効果を疑問視する記事を掲載。これをきっかけとする一連の報道により、製造元の中国製薬大手の株価は急落した。
中国政府は、金銀花(スイカズラ)や杏仁(アンズの種)などの生薬を含有する「連花清瘟」を、2020年に新型コロナ治療薬として承認。今年、上海で感染が拡大した際には住民に配布していた。
「連花清瘟」に関するDXYの記事は、すでにサイト上から削除されている。
DXYは現在、少なくとも5個のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」のアカウントで投稿を禁止されている。公式サイトの上部には「関連法規に違反したため、このユーザーは投稿を禁止されています」との通知が掲載されている。
通常は毎日複数の医療関連記事を掲載しているチャットアプリの微信(ウィーチャット)の公式アカウントも、8日から更新されていない。
中国政府は近年、国内外で中国伝統薬のアピールに力を入れているが、しばしば国粋主義的な色合いを帯びる。DXYの記事は、西洋の医薬品を宣伝する目的で中国伝統薬を標的にしているとの批判を招いた。
一部の微博ユーザーは、今回のアカウント凍結を称賛。DXYは「反中国勢力」と結託して虚偽情報をばらまいていると非難している。
一方、誤った情報が排除されている貴重な医療情報サイトが失われたことを嘆き、検閲に抗議している人もいる。あるユーザーは、「私の母は熱を出した子どもに鶏の胆のうを食べさせるような人だった」と投稿し、DXYのおかげで最新の医療情報を得られるようになったと訴えた。
米国をはじめとする各国は、「連花清瘟」に新型コロナ感染予防や治療の効果があるという「信頼できる科学的根拠の裏付けはない」として、警鐘を鳴らしている。 【8月11日 AFP】AFPBB News
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ロックダウン中の上海の各家庭には連花清瘟というカプセルになっている薬が配られた。連花清瘟は伝統医療の中医の薬の一つでレンギョウなどの生薬が配合されている。
中医は中国で2000年以上の歴史があり、西医と並び広く普及している。大病院には中医科が存在し、中小の診療所など含め、7万2000カ所以上あり、年間10.6億人が利用している。
中医の診察は脈診や舌診などがある。中医が広く普及しており、その薬のうちの一つの連花清瘟がコロナ対策で配られた。連花清瘟は中国ではコロナに効くとされているが、世界的には微妙な評価となっている。
連花清瘟は元々インフルエンザ治療に使用され、解熱と肺の解毒の効果があるとされており、それがコロナでも軽症や中症などのコロナ患者にも効果的だったことから、中国のお墨付きで広く投与されるようになった。
中国の新型コロナ診療ガイドラインには、ファイザー社のパクスロビドなどと並んで中医のち療法も載っている。ガイドラインには、乾燥ミミズや水牛の角も効くとの記載がある。
中医の生薬をコロナの治療法として認めているのはアジアなどの一部の国のみ。FDAがアメリカ国内で連花清瘟を無許可で売った業者に何度も警告した。習近平国家主席は、中医は中華民族の偉大な創造物で古代科学の宝物だと絶賛している。カンボジアには中国の援助で作られた病院があり、中医の診療科も入っている。【5月25日 フジテレビ】
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西洋医薬品の多くは伝統的生薬の成分を抽出したものをベースにしており、生薬成分の薬が“古臭い”とか“効かない”と言うつもりは全くありませんが、問題はエビデンスの有無でしょう。
更にそこに「中華民族の伝統重視」という政治的価値観が混入すると・・・・どうでしょうか?