長野駅の東口にいったら、以前はラーメン屋の店舗だったところが「水芭蕉」というそば屋になっていました。カウンターだけのお店で、立地から駅そば店といっていいものです。定番のかき揚げそばを食べてみましたが、量が多く、味もまあまあでした。ラーメン屋さんは長続きしなかったので、この店には頑張ってほしいものです。駅そばは、早くて安く、美味しいソウルフードというイメージがあるところから、「SOUL」の文字が入っているアルバム。
JOE CASTRO (ジョー・カストロ)
GROOVE FUNK SOUL (ATLANTIC 1959年録音)
「Groove Funk Soul」というタイトルは、黒々としたプレスティッジ・レーベルの作品と勘違いしそうです。しかし、ジャケットは優男といった感じのカストロのポートレートで、およそこのタイトルに似つかわしくありません。一応、曲名をアルバムの方にももってきているのですが、テディ・エドワーズ(ts)のプレイがかなり黒っぽく、それを指したものだと捉えた方が、面白いです。
メンバーは、ジョー・カストロ(p)、テディ・エドワーズ(ts)、リロイ・ヴィネガー(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。カストロは、アニタ・オデイやジューン・クリスティ、トニー・マーティンの伴奏者を務めたほか、ラスベガスのバンドでプレイをしていたピアニストです。ジューン・クリスティの「The Cool School」(Capitol 1960年録音)には伴奏者としてカストロの名前がクレジットされています。
カストロの自作「Groove Funk Soul」、テディ・エドワーズの「Play Me The Blues」の2曲の他はスタンダードで、「Yesterdays」、「Day Dream」、「It Could Happen To You」、「That's All」の全6曲。最後の「That's All」だけは、ピアノ・トリオですが、あとは、テディ・エドワーズが参加したカルテットの演奏です。
ジョー・カストロ(p)は、「It Could Happne To You」で軽妙にスイングする演奏を行うなど悪くはないのですが、注目はテディ・エドワーズ(ts)です。「Yesterdays」では、曲の冒頭からハードに吹き、自作の「Play Me The Blues」では、フレーズの終わりを伸ばしながら音量をしぼりこんでいくなど、太い音色に加え、かなりファンキーな職人技といったプレイぶりで、まずまず楽しめました。
【水芭蕉(長野駅東口)と信州駅そば店食べ歩きガイド】
長野駅東口にある「水芭蕉」です。信州の駅そばと銘打っているところがいいです。
お店においてあったパンフレット「信州駅そば食べ歩きガイド」です。全部で16店紹介されています。PR用とはいえ、このような気の効いたものを作ったJR東日本長野支社は偉い。
松本駅の「大糸線ホームのそば店」も紹介されていました。こちらは、高校生時代にたまにお世話になったお店ですが、現在も続いていて嬉しいです。松本駅には、もう一店「山野草」というお店があります。