宅地の中のコシアブラは順調に育っている。
若葉がすくすくと伸びて健康そうだ。
「どれ。上に植えた奴を見てみるか」と坂を登っていった。
ミヤマツツジもよし、ナンキンハゼもよし、モミジもよし。
冬の間鹿に食べられていたビワが葉を付けたと思ったのは、つい最近のことだ。
だが食べ安い位置の葉は皆食べてあった。
背の届かない上部の葉は良い色をしている。
「また出没しているな」と独り言。
山は、もう新芽だらけになっているので、里に下りてきてまで食べなくてもよさそうなものだと感じた。
「あれ!コシアブラの新芽が無い」
やられた。
この木は食べられた新芽以外に芽がないから早晩枯れるであろう。
鹿が憎たらしくなった。
農家の気持ちが少し理解できた。
早急にコシアブラの木の周りに網でも掛けなくてはと思った。
若葉がすくすくと伸びて健康そうだ。
「どれ。上に植えた奴を見てみるか」と坂を登っていった。
ミヤマツツジもよし、ナンキンハゼもよし、モミジもよし。
冬の間鹿に食べられていたビワが葉を付けたと思ったのは、つい最近のことだ。
だが食べ安い位置の葉は皆食べてあった。
背の届かない上部の葉は良い色をしている。
「また出没しているな」と独り言。
山は、もう新芽だらけになっているので、里に下りてきてまで食べなくてもよさそうなものだと感じた。
「あれ!コシアブラの新芽が無い」
やられた。
この木は食べられた新芽以外に芽がないから早晩枯れるであろう。
鹿が憎たらしくなった。
農家の気持ちが少し理解できた。
早急にコシアブラの木の周りに網でも掛けなくてはと思った。