家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

やられたコシアブラ

2009-05-01 07:59:06 | Weblog
宅地の中のコシアブラは順調に育っている。

若葉がすくすくと伸びて健康そうだ。

「どれ。上に植えた奴を見てみるか」と坂を登っていった。

ミヤマツツジもよし、ナンキンハゼもよし、モミジもよし。

冬の間鹿に食べられていたビワが葉を付けたと思ったのは、つい最近のことだ。

だが食べ安い位置の葉は皆食べてあった。
 
背の届かない上部の葉は良い色をしている。

「また出没しているな」と独り言。

山は、もう新芽だらけになっているので、里に下りてきてまで食べなくてもよさそうなものだと感じた。

「あれ!コシアブラの新芽が無い」

やられた。

この木は食べられた新芽以外に芽がないから早晩枯れるであろう。

鹿が憎たらしくなった。

農家の気持ちが少し理解できた。

早急にコシアブラの木の周りに網でも掛けなくてはと思った。