静岡に住む妻の幼なじみが北海道から遊びに来た彼女の姉妹と一緒にやってきた。
妻は北海道育ちだ。
妻のことを「モコちゃん」と正式な発音でできる数少ない人たちだ。
私も「モコちゃん」と呼ぶがイントネーションがまるで違う。
同じようには発音できない。
まるでネイティブと外国人の発音の違いのようだった。
人を歓迎してくれる土壌のある北海道で育った人たちなので私もすぐに打ち解けて、その輪に入って楽しくおしゃべりした。
だが男は私と妻の幼なじみの夫だけ。
「アーでもないコーでもない」「アレもいいがコレもいい」といういわゆる女の話が始まった。
ついて行けないし、ついて行かない。
彼と二人だけで世間話をしようと試みたが、あえなく失敗した。
その後我々男は大人しく彼女たちの話を聞いていた。
「大人の男が二人いる」
そう確信した。
だが、そのことを分からずに喋っているであろう女たち。
世は笑って相槌を打つ大人の男がいて成り立つのだ。
妻は北海道育ちだ。
妻のことを「モコちゃん」と正式な発音でできる数少ない人たちだ。
私も「モコちゃん」と呼ぶがイントネーションがまるで違う。
同じようには発音できない。
まるでネイティブと外国人の発音の違いのようだった。
人を歓迎してくれる土壌のある北海道で育った人たちなので私もすぐに打ち解けて、その輪に入って楽しくおしゃべりした。
だが男は私と妻の幼なじみの夫だけ。
「アーでもないコーでもない」「アレもいいがコレもいい」といういわゆる女の話が始まった。
ついて行けないし、ついて行かない。
彼と二人だけで世間話をしようと試みたが、あえなく失敗した。
その後我々男は大人しく彼女たちの話を聞いていた。
「大人の男が二人いる」
そう確信した。
だが、そのことを分からずに喋っているであろう女たち。
世は笑って相槌を打つ大人の男がいて成り立つのだ。