家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

運転免許証更新

2010-12-24 07:27:12 | Weblog

運転免許証更新のお知らせが届いた。

 

自分の誕生日の前後1ヶ月つまり2ヶ月間の猶予がある。

 

妻も同じ月の生まれだから少し待って一緒に出かけた。

 

免許センターは8時半から開くから、その時刻にあわせて家を出た。

 

あと3分というところで到着した。

 

駐車場は既に車で一杯になっていた。

 

車を降りた人々は小走りにセンターの入り口に消える。

 

少し焦る気持ちにはなったが普通に入った。

 

ストップウォッチをスタートさせたように開始時刻と同時に仕事が始まった。

 

4列の長い列に加わった。

 

職員は人間を扱うも、まるで流れ作業をしている工員のようだ。

 

同じ説明を何べんも繰り返す。

 

5箇所か6箇所の窓口を通過すると講習室に入る。

 

私達はゴールド免許なので講習時間は30分。

 

車とオートバイの接触事故の模様がCGで表現されていた。

 

「あっ」と妻は少しだけ大きくなった声を上げた。

 

私が妻の顔を見ると何食わぬ顔でTV画面を見続けていた。

 

「分かっているワイ」と書いてあった。

 

私は配布された資料に目を通した。

 

「主な一般違反行為の基礎点数と反則金の額」を見た。

 

交通違反の種類の中に「追い付かれた車両の義務違反」という項目があった。

 

関連ページをめくる。

 

「追い越されるときは、追越しが終わるまで速度をあげてはいけません。また追越しに十分な余地のない場合は、できるだけ左に寄り進路をゆずらなければなりません」と書かれていた。

 

私に当てはめると「この通りにやっている」という自信がある。

 

しかし追い越したくなる車というのは後続車にはオカマイナシに走っているから「追い付かれた車両の義務違反」の運転手が多いよなと思った。

 

それが交通違反だとは知らなかったが「ゆっくり走れば安全」と誤解している人が多い。

 

「そこんとこちゃんと教えて欲しいな」と考えていると名前を呼ばれた。

 

ちょうど講習を受け初めて30分後に免許証が出来上がった。

 

職員は免許証を渡す最後の瞬間まで「流れ作業語」を使った。

 

部屋を出るとセンター内は落ち着いた動きになっていた。

 

これなら少し遅く出てきた方が良かったなと感じた。