家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ファンファーレ

2011-02-01 07:56:21 | Weblog

実は眠かった。

 

良い子守唄になっていた。

 

だが第二部のウィーン・フィルハーモニー・ファンファーレを聞いて目が覚めた。

 

素晴らしかった。

 

音の切れが金管特有で音の厚さも充分に感じ取れた。

 

ファンファーレは、どこか軍隊っぽいが、それは当たり前だ。

 

カール・ヤイトラー指揮で行われたこの音楽会は、やはりウィーンの音がするのだった。

 

ヤイトラーさん自身の持つ明るい性格のようなものも、楽団員の彼を慕う気持ちも伝わってきた。

 

最後はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団でおなじみのニューイヤーコンサートのようにラデツキー行進曲に惜しげもなく拍手をした。

 

北イタリアの独立運動を鎮圧したラデツキー将軍を称えた曲だとは後で知った。

 

音(音楽)と軍隊の結びつきを頭の中で切り離し音(音楽)だけを楽しむ。

 

気さくで有能な友人が出演していた。

 

もう1人最高齢者も知人だ。

 

ヤイトラー氏とは握手をしたことがある。

 

もちろん彼は私を覚えているはずがない。

 

ホールの外は寒い風が吹いていた。

 

暖めた心が気温で冷めることはない。