家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

酒飲みランチ2月号

2011-02-27 07:20:26 | Weblog
酒飲みランチ2月号はイタリアンにした。

歩いて約1時間。

イタリアンレストラン「VIVACE」に入った。

中は全員女性客だった。

カウンター席に案内された。

ピザとパスタのVIVAランチメニューを注文し赤ワインを頼んだ。

前菜とグラスワインが到着して、まず「乾杯」。

「これで今日一日は車の運転が出来できない」と口に出して確認した。

だがそういう日があってもいいじゃないか。

ピザが少し送れて到着する頃にはワインが不足しそうだ。

「ランチワインは何杯でも、この値段ですか?」と聞いてみると

「はい200円で提供しております」との答えだ。

すかさず追加の一杯を注文した。

ワインも飲み干しピザとパスタも食べ終えた頃ドルチェが来た。

シャーベットやらティラミスなどを食べてコーヒーを飲む。

満足したランチだった。

月に1度と決めた酒を飲むことを前提としたランチだ。

「定期的に行う」ということのシアワセ感。

「美味しかったね」で終わらない。

「また来月もあるよね」という期待が残る。

その確実な期待が、よりシアワセ感を強くする。

レジに向かった。

「御一緒でよろしいでしょうか?」の問いに

「奥さん。一緒でもいいですか?」と不倫を匂わせる。

レジの女性は夫婦を見抜いていた。

妻も「ふん、またかよ」の顔をする。

暖かい午後の空気と、さらに酔いが自由度を増してくれる。

コートの要らない季節が来た。

路地を抜けて帰路に着く。

屋根に寝そべるネコの写真を撮ってみた。

我々を「怪しい」とばかりに屋根を登って逃げた白猫。

「お前のほうが怪しいじゃないか」と言う間もなかった。

学校帰りの小学生が遊びながら帰っていく。

昼間からお酒を飲んだ大人とすれ違う。

酒飲みランチを教えるには、まだ早い。