家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

O氏ファミリーと

2011-05-25 06:43:28 | Weblog
O氏ファミリーとミニツーリングを楽しんだ。

O氏のモーガンとO氏弟君のジャガーそして私のモーガンの3台だ。

O氏の隣には長身イケメンの娘婿殿が同乗した。

3台で、まずは佐々木氏経営の「ぬくもりの森」へ。

気温の上がり始めた午前の終わりごろ薄暗いクーラーの効いたガレージの中でコーヒーを飲みながら車談義。

至福である。

先日O氏と一緒に行ってきたKANスタジオの話をする。

KANスタジオにはプラモデルがずらりと展示されている。

と誤解した。

実は、ほとんどKAN氏が自作した物ばかりであった。

レジンや木またアルミなどを利用して気の遠くなるほど細密に製作されているのである。

ことに木で作ったとは思えない車の曲線美は手を抜くことのない傑作だと感じた。

浜松の名所とも言える場所が、こんな身近な所にあったとO氏も私も感激した。

浜松北部にあるオレンジロードというミカン農家用の農道を走ってバラで有名な「ローズデヴァン」で時間調整をした。

バラの良い香りに囲まれて、バラの数ほど多いおばさんたちで賑わっていた。

ランチはボンベイ庵というカレー屋さん。

奥浜名湖を見渡せる山の中腹には気持ちの良い風が吹いていた。

さてカレーの刺激で調子の上がった私は皆を無視して一人過激走行に。

適度な道の曲がり具合と、きれいな路面は私を勧誘する。

その挑発とも言える勧誘に乗る。

久しぶりのレーシングスクリーンは気分も上々だ。

この時ばかりは帽子を取って助手席トノカヴァー下に投げ捨てて走った。

時折すれ違う走り屋オートバイに気をつけて存分にエンジンを回しタイヤをいじめた。

「今は景色を楽しまない。道路を、そして操作を楽しむのだ」

後輪が飛び上がって横にずれる。

モーガン独特の走行が、よく晴れた今日は心地よい。

ジャガーは調子が悪いらしく気の毒だった。

O氏の娘婿氏の運転は、さすがに義父の車だけあって大人しい走りだ。

真面目なインテリ風なので元来飛ばさないのかもしれないが。

曇りになりレ-シングスクリーンでは湖岸の風が少し寒く感じられたがジャガー氏はタオルで汗を拭いていた。

国1の交叉点で先頭の私だけ直進。

O氏ファミリーは市街地方向に。

手を上げて後の人たちに別れを告げる。

ジャガー氏も窓から手を出して答える。

娘婿氏は、にこやかな顔で手を振った。

助手席で手を振るO氏も満足げであった。

「別のコースでまた走ろう」

O氏からメールが入ったのは翌日の朝だった。