家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

頭を使った

2011-10-27 06:44:45 | Weblog
階段造りが終了して、そこに繋がる石垣を掃除した。

石垣をきれいにしてみると今度は崩れた箇所を修復したくなった。

上から土がドサリと落ちてくるのを承知して崩れた場所を少し掘ってみた。

案外土は固くて小さな穴を掘ることができた。

だが石垣の石は結構大きくて奥深く土に入り込んでいる。

正常な石垣の石が入っているところまでは掘らなくてはならない。

やはりドサッと来た。

だが掘るしかない。

掘ればドサッと来る。

めげずに掘る。

少しだけ両隣の石よりも深く掘り、そこに石を置く。

「エイヤッ」と掛け声を掛けないと持ち上がらないほど大きな石を置いた。

向きが気に入らないから外して、やり直した。

隣の石との組み合わせが良くないから再び外して置き換える。

一つの石の場所が決まると次の石を置いては座りの良い位置を探して置く。

そんなことを繰り返した。

筋肉痛が3日後に来たという悠長なことはない。

作業を終了した夜から筋肉痛が始まった。

首が痛い。

湿布薬を貼る日が続く。

ふと気が付いた。

首が痛いのは頭を使っているからだと。

ただしこの場合頭というのは頭の中身つまり脳を使ったのではない。

頭というオモリを利用して石を持ち上げているのだ。

右利きの私は、どうしても右手に力が入り、だから頭を左側後に向けて振り上げるように使う。

すると右側の首が痛くなるというわけだ。

ほぼ二箇所の石垣修復を終えた現在あと一箇所の修復を予定している。

まだまだ首の痛みは取れそうもない。

よく頭を使っている証拠だ。