家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

桃の木温泉 オヤジ団

2014-05-20 06:47:26 | Weblog
午後4時集合で到着したのが4:00だったが少し不満が残った道中だ。

52号線は片側1車線しかなく前を走る車の速度に合わせて走るしかない。

過積載のトラックや老人の運転など次から次へと遅い車が私の前に現れる。

「渋滞はなかった」のは確かだが私の心は重かった。

3人で露天風呂に入っていると先に到着したO氏がウイスキーを持って登場した。

初めての極上経験。

露天風呂の中で楽しい仲間と冷たいハイボールをいただく。

山の緑と、まだ明るい青空が気持ち良い。

風呂の下を流れる川の音は露天風呂に流れ込むちっちゃな吐水口の音で消される。

夕食時これまた高級日本酒をいただいた。

純米大吟醸「獺祭」(だっさい)だ。

あまりたくさん飲まない人たちの中で、ほぼ独り占め状態。

「この美味しさは世界に通用する」

日本の良さを皆で確認し且つアピールの下手さも確認した。

何においても世界でダントツの国であることに合意して深い眠りに就いた。

翌朝3回目の露天風呂に入った後朝食までの間、川辺を歩いてみた。

川幅の割には水の流れている範囲が狭い。

河原にシカの死骸が2体あった。

生きている自然は、こんな死骸によっても感じられるものなのだと思った。

本日の予定は「その地域の野菜を買う」以外には別にない。

本栖湖方面に行くことにした。

甲府南IC近くから山道に入り同時に車の量が急増した。

精進湖の周遊道路に差し掛かると、ついに渋滞になった。

湖面で舟から気持ちよく釣り糸を垂れる人たちとは反対に差す陽が辛くオープンカーの悪い面ばかりが目立つ。

横を歩いて抜ける人たちが「カッコイイ」とか「こんな車が欲しい」と言ってくれるが、振り向いて笑う余裕もなかった。

本栖湖に到達する直前になって、この渋滞の理由が分かった。

「富士芝桜祭り」が開催されているのだ。

ここで団体行動をあきらめて帰路の方向に。

本栖湖の周りは、もう渋滞していない。

そこからは快適なオープンカーライフを取り戻した。

富士山が、きれいに見えて写真を撮りたくても、とにかく走っていたかった。

走れることが単純に嬉しかった。