第3024回などで何度か取り上げた集光型太陽光発電に希望を持たせるような開発が進んでいるそうです。
一番「真っ黒」な物質=米チーム開発、ギネスに申請 1月28日9時0分配信時事通信
人工で最も黒い物質を開発したと、米レンセラー工科大とライス大の研究チームが、28日までに米科学誌ナノ・レターズに発表した。筒状炭素分子、カーボンナノチューブ(CNT)を特殊な方法で配列させた薄膜で、光の全反射率はわずか0.045%。ギネスワールドレコーズ(旧ギネスブック)にも申請した。光をより吸収するため、太陽発電の効率向上などに応用できるという。
通常の黒い塗料の光の全反射率は5~10%で、これまで最も黒い物質とされたニッケル・リン合金膜は、0.16~0.18%。研究チームは、CNTをブラシ状に垂直に配列し、その際、密度を低くしたほか、表面がある程度乱れるよう工夫して、光の反射を極めて低く抑えた。
黒い塗料より黒いんですね。光を吸収して反射しないものが黒く見えるとは聞いていましたが、塗料も全部は吸収してなかったんですね。相変わらず知らないことが多いです。
それにしても、これを太陽電池の表面に貼り付けると光を有効に使えるとは思ってもいなかった方法です。
どのくらいの効率アップになるんでしょうか。いずれにしても楽しみです。しかし、技術と言うものは想像もしない進歩をするものですね。この分で行けば、案外人類の未来は明るいのかも。
たまには楽観したいですね!