団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

町議の心意気

2008年02月02日 | 日本再生

  

矢祭町という名を始めて聞いたのは住民基本台帳の時でした。中々面白い町長さんがいるところだなと思いましたが、それが良いのか悪いのかは判断が付きませんでした。

 その次は、市町村合併の時でした。我坂出市も市長の考えで合併しませんでした。近隣の町は丸亀市や高松市と合併して坂出市は取り残されたような趣ですが、これも良かったのか悪かったのは私には分かりません。

 そして、今回三度目に目にした話題は驚きました。

  桜井よしこブログより

「 町議の合意で議員報酬を日当制に真の自治確立を目指す矢祭町の心意気 」 20080119

  『週刊ダイヤモンド』   2008119日号 

  新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 723

 「これが矢祭町の議員の心意気です。この自治の精神が他の自治体を刺激し、広がっていってほしいものです」

福島県最南端に位置する人口7,000人弱の矢祭町が、昨年1228日、議員報酬を現行の月額制から日当制に変更すると決定したことを、前町長の根本良一氏はこう語った。

「月額208,000円の報酬から、議会への出席や成人式、消防団の出初め式など町の公式行事への出席のたびに日当三万円を払うことにしました。これはすべて町議の皆さんが自ら提案し、実現したものです」

現町長の古張允氏も、こう述べて町議の心意気を評価した。

3万円の根拠は、仕事量が最も多い課長職の平均日給44,772円の七割である。役場職員はフルタイムだが議員は半日で仕事が終わることもあるため、課長職の七割とした。

町議の年間出勤日は定例、臨時議会など、最大で30日以内だ。日当制導入で10人の町議の報酬は、種々合わせて年間3,400万円から900万円に減る。古張町長は、しかし、日当制は財政が理由ではないと強調した。

「財政は着実に改善しています。財政調整金(貯金)は2001年度の約6億円から07年度は12億円に倍増、起債も繰り上げ返済しています」

日当制にした理由は、町議は生活のためではなく、町民と町のために働く奉仕の精神にたっているからだという。

矢祭町は011031日、全国で初めて「合併しない宣言」をした。翌年七月にはこれまた全国に先駆けて「住民基本台帳ネットワーク参加見合わせ」を発表した。ことごとく国の方針に逆らったが、その心は逆らうことにあるのではなく、真の自治の確立にある。彼らは志を実行すべく町ぐるみで取り組んだ。根本前町長は「隗より始めよ」で、まず町長の交際費を廃した。助役も議長もこれに倣った。定員18名だった議会を044月から10名に削り、政務調査費も費用弁償と呼ばれる交通費も廃した。・・・中略

 政治は生業ではない、故郷を自らの手で守り、運営するための奉仕が政治なのだと語っている矢祭町の実践が、他力本願の多くの自治体に教えることは多い。政府も矢祭町をいじめるのでなく、彼らから学んでほしい。

  参照:矢祭町

  これは凄いですね。「町議は生活のためではなく、町民と町のために働く奉仕の精神にたっているからだ」、この言葉を日本の政治にたずさわる議員さん達に聞かせたいですね。特に、国会議員には爪の垢をせんじて飲んでもらわなくてはいけません。

  この心意気の何分の一かでも持って日本の国をどうにかしようと言う気があったら今の25円国会なんて恥ずかしくてできないでしょうね。

  やはり政治家は私腹を肥やすことが目的の人たちには任せたくありません。皆が皆奉仕活動というわけにも行かないでしょうが、せめて参議院だけでも昔貴族議院のように名誉職的なものにしても良いのじゃないでしょうか。

  それにしても、こんな町議さん達が出てきたら、全国の議員さん達は恥ずかしくて困るでしょうね。何人かは見習う人が出てきたりして。と言うのは冗談で、そんな人が議員になってるはずがないですね。

残念です!