クルマは電気自動車それも太陽光発電で充電が最高だと思っていますが、私のような文科系には想像も付かないことを考える人がいるようです。
FujiSankei Business i.より 2008/2/19
世界初の空気動力自動車 印タタ、年内にもニューデリーなどに投入
■1リットル当たり50キロの燃費性能
1月に約29万円の低価格車「ナノ」を発表したインドの自動車大手、タタ・モーターズが、フランスのベンチャー企業が開発した世界初の空気動力乗用車「OneCAT(ワンキャット)」の製造、販売を計画していることがわかった。英メディアが伝えた。
新型車はインド国内で製造し、早ければ年内にも、ニューデリーなど人口過密の都市部の市場に投入。周辺国にも輸出する。
英公共放送BBC(電子版)などによると、OneCATは、仏ベンチャー、MDIエンタープライゼズ(カロス市)が基本技術を開発。車体のシャシーに設置されたタンクに圧搾空気を満たし、動力とする。
都市部の短い距離を移動するだけなら圧搾空気だけで間に合うが、長距離走行時にはガソリンなどの燃料でピストンを動かし、圧搾空気を補充する。時速50キロを上回るスピードが出るという。
車体はグラスファイバーを使い350キロまで軽量化したため、圧搾空気を供給するための燃費性能は1リットル当たり約50キロメートルと極めて高い。
タタはOneCATをインドで生産し、人口過密都市に投入する計画だ。まずインドの主要都市向けをMDIと共同開発することで合意し覚書を交わした。インド向けは5人乗りで、価格は2500ポンド(50万円強)。年内か遅くとも来年初めに売り出す。
MDIは、OneCATを「電気自動車を上回る究極のエコ自動車」とアピールし注目を集めていた。
とんでもないことを考えるものですね。こんなものが走るんでしょうか。なんだかおもちゃのような気がします。こうなるとぜんまい仕掛けのクルマも登場するかもしれません。しかし、電気自動車よりエコとなれば意外と面白いかもしれませんね。
このクルマも第3044回で取り上げたインドのタタとは驚きです。新しいものに挑戦するなかなか面白い会社のようです。もし成功すれば世界でも面白い存在の会社になるのかもしれません。それとも、花火だけで終わるのか。
注目したいですね!