第71話、第2809回、第2966回などで取り上げた道路に黒いしみのようになってくっついているポイ捨てのガム。わが体育館でも相変わらずポイ捨ては続いています。どうも常連さんがいるようですが特定できません。本人は何の罪悪感も持っていないのでしょうね。こんな情けないモラルは、日本だけじゃなく世界で問題になっているようです。
消費者のモラルは当然ですがそんな商品を売っているメーカーにも責任はあるのじゃないでしょうか。
第2966回でも取り上げていますが、そんな私の気持ちに応えてくれるような商品が開発されそうです。
「くっつかないガム」が商品化へ、開発した英企業が資金調達 5月8日
[ロンドン 7日 ロイター] 道路や靴底からも簡単にはがせる「くっつかないチューインガム」を開発した英国の会社が、商品化を目指して1000万ポンド(約20億円)の資金調達を行った。
今回の資金調達には機関投資家のほか、個人投資家も参加したもよう。
このガムはもともと英ブリストル大の高分子研究から生まれたもので、レボリマーは2005年に研究開発企業として創設された。
一般的なチューインガムは合成ラテックスから作られており、気温などの変化に強いが粘着性も強い。レボリマーが新た開発した「くっつかないガム」には特殊なポリマーが配合されており、粘着性が弱められているという。最終更新:5月8日15時7分
サーチしてみたら開発されたときの記事がありました。
ガムといえばくっつくものという、これまでの常識を覆す「くっつかないガム」が登場した。 2007年09月15日 09時04分更新
英ブリストル大学からスピンアウトした英Revolymerは9月14日、かんだ後でもべたべたくっつかない「Clean Gum」の開発に成功したと発表した。靴や衣類、道路や髪についても簡単に取ることができ、水で分解されるという。
同社は地元市議会の協力を得て、歩道での実験を行った。2回の実験では、一般に売られているガムを4回歩道にはり付けたところ、3回ははり付いたままとれなかった。一方Revolymerのガムは、はり付けてから24時間以内では自然にはがれたという。
ブリストル大学教授でRevolymerの最高科学責任者(Chief Scientific Officer)を務めるテレンス・コスグローブ教授によれば、両親媒性ポリマーをガムに加えることで、かんで捨てられたガムの界面特性を変化させ、粘着性を少なくさせる技術を応用しているという。
同社は2008年の製品化を計画している。英国では廃棄されたガムを除去するのに、年間1億5000万ポンド掛かっているという。
良いですね今までこんな発想がなかったのでしょうか。それとも技術的にむりだったのでしょうか。
それにしても、こんな良い物は新しい会社で製品化するより世界のメーカーに強制的に採用させる法律でも作って早急に普及させて欲しいものです。
見た目の醜さと除去する無駄な費用を考えると一日も早く発売して欲しいと思うのは私だけではないでしょう。
尤も、くっつかないとなるともっとポイ捨てする不届き物が増えるかもしれませんね。それでもくっつかないのなら処理は簡単ですからやはりその方が良いですね。
待ち遠しい!