団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

レンタル自転車システム

2008年05月19日 | 自転車・公共交通

  第2828回第2862回で取り上げたパリのレンタル自転車のその後の記事がありました。記者の方が実際に乗ってみて書いたようです。  

  5月16日読売新聞コラム「環境ルネサンス」より

  ・・・略

 パリ市が昨年7月に導入した乗り捨て型の貸自転車。市内への自動車の流入を減らすのが主な目的だが、ガソリン消費を抑えることで温室効果ガスの排出が少ない「低炭素社会」作りを進めるねらいもある。

 パリ市によると、現在約2万台のベリブがあり、4月までの9か月間でのべ2000万人が利用した。市内約1500か所、300メートル間隔で設置されたターミナルで24時間借りることができ、どのターミナルに返却してもいい。今後、パリ郊外で300か所4500台を拡張する予定だ。

 パリ西部16区を歩いて見つけたターミナルには約20台のベリブが並んでいた。前かご付きのいわゆる「ママチャリ」タイプ。灰色の車体は約22キロあり、頑丈にできている。機械の案内に従い、1ユーロ(約162円)の1日券を購入した。支払はクレジットガードのみだ。乗りたいベリブのスタンド番号を押すとロックが解除された。

 そこへベリブに乗った男性が現れた。国営ラジオ局「RFI」に勤めるダニエル・バロットさん(32)。「通勤に毎日使っている。地下鉄よりいい。自分の自転車もあるけど、これなら駐輪場所や盗難の心配がない」。朝の住宅街で奪い合いになったり、丘の上のターミナルには自転車が少なく、トラックで運びこむことになったりするが、人気は上々という。・・・中略

 約1時間の走行中にベリブを交換した。1回30分を過ぎると追加料金が発生するからだ。1日券のほかにも7日券(5ユーロ)と年間パス(29ユーロ)もある。安くて便利。観光客にも人気の理由がわかった。・・・中略

 低炭素社会とは、すなわちライフスタイルの転換だ。健康で爽快な通勤、通学――。日本でも普及して欲しい。(森太)

  期待していましたが、順調に拡大しているようですね。やはり良いシステムを作れば旨く行く証拠です。
  何とかして、このシステムを日本中に広めて欲しいものです。これなら車がなければ生活できない地方でもある程度は利用されるような気がします。只、運営会社がペイできるかどうかが問題になりそうです。
  それにしても、
ロンドンやパリなど世界的な大都市がこうしていろいろ努力しているというのにわが日本はどうしたのでしょう。こうなれば政府に任さず東京だけでもやってくれませんかね。オリンピックなんかどうでもいいじゃないですか石原知事。

やってください!