第665話や第1706回で書いた「ゆすらんめ」、1,2週間前に見た時にはまだ小さくて硬かったが、もうそろそろ熟れているのじゃないかと草抜きの合間に見てみると期待通り見事に真っ赤に熟れていました。去年は出来が悪かったので余り食べなかったような気がするのですが、今年は小さな木にびっしりと実をつけていました。
早速、ほうばってみました。甘酸っぱい懐かしい味が口いっぱいに広がります。子どもの頃、麦刈りの時期に良く食べたものです。今時の子ども達はこんな味もその頃の情景も知らないんですね。たかだか50年で日本の情景は変わってしまいました。しかし、エネルギー危機になれば、いやでもあの頃の生活に戻らざるを得ないのかもしれません。ほんの 50年前、テレビもクーラーもなくもちろん自家用車なんて一部のお金持ちだけのものでした。又、私など一生持つことも無いだろうと漠然と思っていました。それが当たり前のようにすべてが揃って当たり前のようにその恩恵に浴しているのです。
今、あの頃の生活に戻っても、私は意外と違和感無く生きていけそうな気がしますが、そうした生活の経験の無い若い人たちには耐えられないでしょうね。と言いながらも私もパソコンを取り上げられたらちょっと耐えられそうもありません。
しかしながらもしかしたらそうした生活は近いのかもしれません。
覚悟はできていますか!