第757話や第1423回などで何度か書きましたが、私は小集団活動とかQC活動なるものがどうしても好きになれませんでした。と言うより活動それ自体は良いことだと思うのですが、その活動の時間帯に納得が行かなかったのです。就業時間内ならなんら問題ないのですが、仕事が終わった後にサービス残業としてやることが許せなかったのです。そして、それを日本に広めたトヨタが許せませんでした。私のトヨタ嫌いはこの当たりにも原因がありそうです。
そのトヨタが驚くべきことをやりだしました。
トヨタ自動車は従業員が勤務時間外にグループで活動する品質管理(QC)活動の残業代について、月間2時間と定めていた上限を撤廃し、6月から全額を支払う方針を固めた。従来あいまいだったQCの位置付けを、会社側が明確に「業務」と認める。国内製造業の多くが現場の作業改善を目指すQC活動に取り組んでおり、トヨタの動きは産業界の労務管理のあり方に影響を与えそうだ。
QC活動する場合には上司に事前に申請する制度に改める。
トヨタもやっと分かったのでしょうか。それともこれも何か裏があるのでしょうか。まあ、ここは素直に喜びましょうか。
これで、日本中でサービス残業をさせられていた従業員がその恩恵に浴するようになれば良いのですがそう簡単には行かないでしょうね。何と言っても、派遣や下請け、パートなどで人件費を削減することしか考えない企業ばかりなのですから。とは言いながらも今回のトヨタの方針が流れを変えることを期待したい。
少しは良くなるのか!