団塊の世代のつぶやき

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石油業界

2009年03月28日 | 太陽光発電

  昭和シェルはホンダと供に早くから太陽電池に取り組んでいましたが、第3133回の新日石の動きも本格的になってきたようです。石油業界の太陽光発電への進出は本気のようです。

  21日、読売新聞コラム「始動太陽光発電」より

 成長市場 不況下で強化

  2009年度中にパナソニックの子会社となる三洋電機。石油元売り最大手の新日本石油が一時、三洋の買収を真剣に検討していたことは、あまり知られていない。

 新日石と三洋は08年9月末、次世代太陽電池である「薄膜型」の合弁会社設立に向け、協議を開始することで合意した。事情を知る関係者は「この時新日石は、太陽電池世界7位の三洋買収を目指していた」と話す。

 その後パナソニックが、三洋との資本提供だけでなく子会社化を狙っていることが11月に表面化。「資金力のあるパナソニックが対抗馬では(勝ち目がない)」(関係者)と、新日石は買収を断念した。

 パナソニックは三洋子会社化で、太陽電池など「エナジー事業」を第5の柱にする。三洋の”争奪戦”は、太陽光発電事業を「唯一の成長分野」として重要視する企業が多いことを再認識させた。

 自動車や家電などで原産や投資延長が相次ぐのとは対照的に、太陽光発電事業を強化する動きは不況下でも加速している。・・・以下略

  そしてとうとうコスモ石油までが進出するそうです。

  FujiSankei Business i.より

  脱石油、コスモ命運託す まず太陽光発電 12年度参入 2009/3/23

 コスモ石油は22日、2012年度をめどに太陽光発電事業に参入する方針を固めた。太陽電池メーカー向けに素材となるポリシリコン(高純度多結晶シリコン)を供給、将来的には素材提供にとどまらず、太陽電池製造事業への参画も検討する。少子化や若者の車離れでガソリンなど石油製品の需要が縮小する中、石油元売り各社の新エネルギー分野進出が加速している。脱石油の急先鋒(せんぽう)ともいえる新エネに勝ち残りの命運を託す。

 ≪風力発電は新施設≫

 コスモは現在、ポリシリコンの生産技術の研究を進めている。シャープや三洋電機など国内の太陽電池メーカーは相次いで生産能力を引き上げており、需要の高まりが見込まれるポリシリコンの供給を足がかりに太陽光発電事業への参入を果たす。市場の動向次第では、太陽電池メーカーなどと提携し電池の製造事業に参画、事業領域の拡大を目指す考えだ。・・・中略

  国内の石油需要は1999年をピークに減少の一途をたどる中、コスモに限らず、石油元売り各社は先を競って新エネ分野に参入している。新日本石油は今年1月、三洋電機と太陽電池事業の合弁会社を設立し、薄膜型と呼ばれる大規模太陽光発電所向け太陽電池の製造・販売に乗り出した。

 昭和シェル石油はシリコンの代わりに銅などを使用する次世代型薄膜系(CIS)太陽電池事業を展開している。11年の稼働を目指し、年間100万キロワット規模の生産能力を持つ世界最大級の太陽光発電パネル工場を建設する計画だ。出光興産も07年11月に風力発電の専門会社「日本風力開発」に出資し、風力発電事業に進出を果たした。

 ≪成長のエンジンに≫

 「エネルギー事業者として生き残るには、太陽光、風力発電は避けて通れない」。石油元売り幹部は新エネ分野進出の理由をそう説明する。地球温暖化防止や原油価格の高騰を受け、“脱石油”の動きはますます活発化している。新エネ分野を成長のエンジンに位置付け、「早めに手を打たなければ、取り返しがつかなくなる」(同)との危機感が各社を追い立てている。・・・以下略

  やはり石油業界は石油の枯渇というものを認めているのでしょうか。確かに、何時までも石油にこだわっていたのでは本当に石油がなくなったときには企業も消滅と言うことになってしまうのですからやはりここは存族のために手を打っておくのは当然と言えるのでしょう。石油にとって代わられた石炭業界と同じ轍を踏む訳には行かないということでしょう。
  その代替として太陽光発電や風力発電への進出を決めたと言うことは彼らの眼から見ても新しいエネルギーとして成り立つと見込まれたと言うことなのでしょう。
  いよいよ、本当に太陽光発電の時代が来るのかもしれません。

どんな生活が始まるのでしょうか!