瀬戸大橋の真中与島で自動販売機で飲料水を販売している時、連休やお盆など暑い時の繁忙期にお客さんからビールはありませんかとの要望が多かった。しかし、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアではアルコールの販売は禁止されていますと断っていました。
それでもあまりに要望が多いので、今は既に発売中止になっている宝酒造株式会社のノンアルコールビールの自販機を置いて見ました。しかし、思ったほどには売れなかったことを覚えています。
余り酒を飲まない私とってもノンアルコールビールはやはり本物とは何処か違っていてそれ程美味しいとは思えませんでした。アルコールがあるかないかだけで味が違うものかどうか良く分かりませんが、飲む人にとってはアルコールが入っていないこと自体が許せないのかもしれません。残念ながらアイデア倒れとなった苦い思い出があります。
そんなノンアルコールビールが今や脚光を浴びているそうです。
サッポロビールは27日、ビール風味飲料「スーパークリア」を刷新し、アルコール度数を0・0%として9月30日に売り出すと発表した。「アルコールゼロ」のビール風味飲料をめぐっては、キリンビールが今年4月に発売した「フリー」が大ヒットしたのを受け、アサヒビールとサントリーが追随することを決めていた。今回、サッポロの参入によってビール大手4社の商品が出そろい、激しい販売競争が繰り広げられそうだ。
サッポロが発売する「スーパークリア」は、従来品が0・5%のアルコール分を含んでいたのに対し、アルコール度数を0・0%に抑えた。麦芽エキスに炭酸を加えてビール風味の飲料に仕上げたほか、健康志向の高まりに配慮し、糖質も100ミリリットル当たり6キロカロリーと従来に比べて約4割減らした。実勢価格は350ミリリットル缶で140円前後。年内に5万ケース(1ケース=大瓶20本換算)の販売を目指す。
「アルコールゼロ」のビール風味飲料の先駆けとなったキリンの「フリー」は、酵母を使わずに麦芽やホップの配合比率や香料を工夫してビール風味を実現した。飲みたくても飲めない運転手や病気の人などの支持を獲得し、8月には年間販売目標を250万ケースに上方修正した。スーパーだけでなく、高速道路のサービスエリアやゴルフ場でも売れているという。
キリンがフリーで「アルコールゼロ」のビール風味市場を開拓したことで、アサヒが9月1日に「ポイントゼロ」、サントリーも9月29日に「ファインゼロ」の投入を決めた。年内の販売目標はアサヒが40万ケース、サントリーが30万ケースで、サッポロを含めた3社が先行するキリンを追撃する。
アルコール度数が1%未満のビール風味飲料は平成14年の改正道路交通法の施行で、飲酒運転の罰則が強化されたのを契機に各社が相次ぎ対応商品を売り出した。しかし、各社ともアルコール分を0・1~0・5%含んでいたため、ドライバーらの警戒心はぬぐえず、最近は市場が縮小傾向にあったという。
「アルコールゼロ」のビール風味飲料は清涼飲料との位置づけで、ビール類の出荷数量には計上されないが、若者のビール離れなどでビール類市場が縮小する中で各社とも力を入れており、顧客争奪戦が激しくなりそうだ。
今度のはビールメーカーが作っているだけにアルコールが無くても美味しいのでしょうか。飲まない私としてはそれほどまでにして飲まなくても良さそうなものだと思えますが、お酒の席でウーロン茶で誤魔化すよりは良いかも知れませんね。
果たして今度は定着するのでしょうか。
一度試してみるか!