団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

自転車王国

2009年09月25日 | 自転車・公共交通

  第1030話でオランダが自転車王国であることを知って驚いて、日本ももっと自転車に力を入れるべきだと書きましたが、その王国ぶりは我香川と比べても桁違いだそうです。

  四国新聞社より

  9月22日付・自転車王国

 日本有数の自転車県を自認する香川だが、オランダと比べるとまだまだだと高松市議会の海外視察報告書で知った。人口100万人の香川が60万台保有しているのに対し、人口1600万人のオランダは1800万台。まさに王国だ。

 しかし真骨頂はその自転車政策だろう。政府は1991年にマスタープランを制定、国を挙げて自転車の利用促進に取り組んでいる。

 例えば市街地では車の最高速度はすべて時速30キロ以下とし、走りにくくした。法的規制だけでなく、交差点全体を周囲より高くしたり、狭い道にあえて自転車道を確保したりして、物理的にも抑制した。そうして市街地から車を事実上締め出した。

 自転車利用を促進する企業には税制上の優遇措置があるし、自転車購入の助成金もある。市街地では駐車場をあえて少なくし、駅に駐輪場を十分に確保している。そうして自転車あるいは公共交通の利用を促しているのだという。

 オランダは低地が多く、温暖化対策が死活問題との事情はある。だがそんな国でも車の便利さは捨てがたかっただろうし、渋滞や騒音への住民の抵抗もあっただろう。それでも思い切った政策ができたのは、政治家や行政に哲学があり、それを市民と共有できたからだろう。

 今日は高松中心部で、マイカーを制限する「カーフリーデー」が行われる。いつかはオランダ並みにと期待させる行事だ。ただ政治家たちがどこまで本気なのか、そこに哲学はあるのか、市民はどう感じているだろうか。

  「政治家や行政に哲学があり、それを市民と共有できたからだろう。」はまさに今の日本に欠けている言葉ですね。
  政治家は国の未来より政権やお金に執着し、行政も自分の利益にしか興味なく、市民は深く考えもせずマスコミに踊らされる。これで国が良くなる訳はないですね。
  民主党も国を売ることしか考えてないようでし、一体この国はどうなるのでしょうか。と心配してもどうにもならないのが腹立たしい。

 しかし、せめて高速道路の無料化を止めて自転車王国を目指すくらいのことはやって欲しいと思います。さしずめ日本一面積の小さな香川県が率先して自転車王国を目指すなんてのはどうでしょう。公共交通と自転車があれば香川県の狭さは王国を目指す良い武器になるかもしれません。

これは意外と行けるかも!