薄膜太陽電池は第3645回で取り上げたFirstSolar社が一気に首位に躍り出たようにいよいよその低コストで市場を席巻しそうな勢いのようです。
薄膜式陣営で第2590回や第3018回で取り上げた印刷する太陽電池を開発しているナノソーラーもいよいよ動き出すようです。
ソフトエネルギーより
ナノソーラー、Nanosolar社が変換効率16.4%のCIGS薄膜太陽電池の製造に成功。この技術をもって、量産に入ると発表しました
ナノソーラー社については、何度か断片的ですが情報をアップしてきました。かねてから、まるで太陽電池を印刷するように製造できる技術が注目されてきた太陽電池メーカーです。
Nanosolar: NREL Certifies 16.4% Nanosolar Foil Efficiency
薄膜式が本格的に動き出したとなるとコストで不利な結晶式はどうなるのでしょうか。日本企業はこうなると苦戦するかもしれませんね。
それにしても、こうして新しい技術でコストダウンが本物になってくればいよいよ太陽光発電の時代が来そうです。世界中のエネルギーが太陽電池で賄えるようになれば民主党の25%削減なんてアドバルーンも何の苦もなく達成できるかもしれません。
日本がエネルギー大国になる夢は消えそうですが地球全体で考えれば歓迎すべきことなのでよしとしましょう。
進歩は意外と早いのかも!