第3047回(2008年1月)で白色の発光ダイオード(LED)が開発されたことを取り上げ早く白熱灯に取って代わって欲しいものだと書きましたが、メーカーの参入が増えてきて価格はともかくとしていよいよ本格的な時代が到来しそうです。
EDR,LLCより 2009年9月11日
パナソニックは、2009年9月10日、業界No.1の省エネを実現したLED電球「EVERLEDS」を09年10月21日より発売すると発表した。
新製品は、業界No.1の省エネと同時に業界最軽量、最小サイズを実現、さらにこれまで電球形蛍光灯では取り替えができなかった器具への適合を大幅に改善した小形電球タイプや、調光器対応タイプを含めた全8品種となっている。LEDパッケージとケースを緊密に接合することで熱伝達を高め、さらに製品表面にアルマイト加工処理を施し放熱性を向上させる独自の設計により、LEDパッケージの温度を下げ、業界No.1の省エネを実現した(一般電球タイプ6.9W「LDA7D-A1」は82.6lm/W、一般電球タイプ4.0W「LDA4D-A1」は85.0lm/Wのエネルギー消費効率を実現)。また、一般電球60形と比較すると一般電球タイプ電球色相当、昼光色相当は、ダウンライト使用時の直下の明るさにほぼ同等で、電気代が年間約2000円の節約、ランプ単体においては、30形と比べると年間970円の節約となる。 一般電球から取り替えやすくするために、一般電球タイプは重さ100g、小形電球タイプは重さ50gの業界最軽量を実現した。表面ボディ(ケース)の薄肉化により、使用しているアルミニウムを削減し、軽量・省資源を可能にした。また、独自の熱解析により、放熱構造(ヒートシンク)を最適化し、業界最小のコンパクトサイズを実現した。合わせて業界初の小形電球タイプ(E17口金)もラインアップし、今までサイズの不適合などの理由で使用できなかった器具への装着も大幅に改善した。また、ホコリがたまりにくいクリーンボディを採用。その他、長年培ったガラス製造技術により、劣化しにくいガラスグローブを採用、約4万時間の寿命などの特長を持っている。
価格は全機種ともオープン、月産台数はトータルで5万台。
参考:プレスリリース
先行の東芝と安値で参入したシャープに続くパナソニックの参入はいよいよ面白くなりそうです。詳しく比べたところがありました。
パナソニックもLED電球を投入!シャープ、東芝とはどこが違う?
いずれにしても、こうした開発が発表されてから意外と早く商品化されたのには驚かされましたが、これでコストがもっと下がってくれれば我が家にも是非取り付けたいものです。
シャープが低価格で参入してきましたが、それでもまだまだ我が家には高値の花です。1000円くらいになってきたらきっとその気になるでしょう。それまでは辛抱です。
待ち遠しい!