第3471回で未だに懲りずにマネーゲームがはびこっていると書きましたが、金融業界の首脳はのどもと過ぎればでちょっと業績が回復すると早くも熱さを忘れたように高収入を取ろうとしているようです。全く、どんな神経をしているのでしょうか。世界の首脳も流石に堪忍袋の緒が切れたようです。
四国新聞社より 2009/09/18
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで臨時首脳会議を開き、金融危機の一因と批判される銀行の過剰報酬に対して各国が制裁を科すよう求める提案を盛り込んだ共同声明を採択した。
制裁措置は、日米欧や新興国の20カ国・地域が合意した高額報酬を抑制する「国際基準」の実効性を高めるのが狙い。ボーナスを収益か報酬総額の一定比率内に抑えるなどし、報酬の膨張に歯止めをかける方法の検討も要請。24~25日に米ピッツバーグで開催する第3回金融サミットに提案し、合意を目指す。
国際基準は、各国の金融監督当局でつくる金融安定理事会(FSB)が草案を作成中。EUは各国が合意すべき基準として、業績が悪化した銀行の報酬を減らす権限を監督当局に付与することや、役員報酬の主要部分を占めるストックオプション(自社株購入権)の行使時期の制限などを列挙した。業績と関係なく事前に取り決めたボーナス支給の禁止も求めた。
議長国スウェーデンのラインフェルト首相は「欧州がまとめた一つの声を軽視すべきではない。銀行のボーナスバブルは今日はじけた」と述べ、金融街の地盤沈下を恐れ厳しい基準に難色を示している米国などに合意を迫った。
いくらなんでもこんなことを許していたのでは庶民の怒りは収まらないでしょう。何とかこのマネーゲームに罰則をつけることはできないのでしょうか。
金が金を産むシステムを採用する限り何時までたっても格差が無くなる事はないのじゃないでしょうか。そうであれば、ここはどうやっても法律で縛り、マネーゲームを取り締まることを考えるべきでしょう。それを何時までも野放しにしておけば解決は望めそうもありません。それが、この期に及んでも高報酬を当たり前と思うような神経をしている人たちをはびこらせることになる。そんな人たちが他人の幸せをかんがえることは考えられそうもない。そうであるならば、取り締まるより方法は無い。
いい加減に目を覚ましましょう!