第3641回で取り上げた日本郵船と新日本石油の太陽光発電システムを搭載した自動車専用運搬船に続いて商船三井も開発を計画しているのだそうです。
ecool(エクール)より 9月11日
商船三井は10日、同社がこれまで開発・採用してきた技術を進化させ、近く実用可能な次世代船の構想の第1弾として、環境負荷軽減型の次世代自動車船「ISHIN-1(イシンワン)」の構想を発表した。
ISHIN-1は、大洋航行中のCO2排出量を旧船型(小型乗用車6400台積自動車船)と比較し、41%削減が可能で、さらに船体大型化のニーズが出てきた場合、50%のCO2排出削減が可能になると試算している。
船体の上甲板のほぼ全面には、太陽光パネルを設置。また大容量のリチウムイオン電池を導入し、港内航行・荷役中のゼロエミッションを実現するという。
参照:プレスリリース 日本郵船,NYK,CSR,環境,スーパーエコシップ
画像を見ると郵船の「アウリガ・リーダー」と違って第3580回の「NYKスーパーエコシップ2030」のように甲板前面に太陽電池が張り付けられていて船自体も未来の船という感じです。それでも太陽電池でのエネルギー削減は3%だそうですから太陽電池で全面的に船を動かすというのはまだまだ先の話のようです。
しかしながらこうして少しずつ広まってゆくことにより何時かは太陽光発電など自然エネルギーで全てを賄う時代というのも夢じゃなくなるのじゃないでしょうか。考えるよりやってみることです。少しずつでも取り組んでいれば何時かは達成される時が来るのです。イチロー選手の安打数だって一打一打の積み重ねによってあそこまで来たのですから。兎に角始めなければ進歩ない。
まず始めましょう!