第3645回でファーストソーラーがシェアトップに躍り出たことを取り上げましたが、その理由がワット当たり89セントという低コストだったので驚きましたが、早くもそれを破ろうかというところが出てきたようです。
AMATが今後3年で、太陽電池パネル生産コストの、1ドル/W以下までのダウンを目指す
ここからのリンク U.S. FrontLineより
アプライド・マテリアルズは、ソーラー・パネルの生産コストを向こう3年で1ワット当たり1ドル以下にする計画を公表した。プロセッサー製造装置世界最大手の同社は、世界的に急成長中の太陽電池市場を視野に同パネル製品「サンファブ」の生産に注力する方針。2010年には、サンファブの電力変換率を12%に向上させ、2012年にはモジュール・コストを1ワット当たり70セント以下に下げることを目指す。
とうとうコスト争いも本格的になってきたのでしょうか。この価格が製造原価なのか販売価格なのかそれとも卸し価格なのかが良く分かりませんがもし販売価格なら結晶系の市場価格600円(60万円/kWとして)と比べれば約10分の一となります。製造原価だと5分の一くらいでしょうか。
それでも、これなら第3029回や第3619回で取り上げたタイムテーブルの発電コストも相当な前倒しで十分達成できそうです。今の石油や原子力での電気料金にも十分対抗できます。本当にこんな値段が実現しているとしたら太陽光発電の天下はそこまで来ているといっても間違いなさそうです。
本当だろうか!