民主党の25%削減は日本経済の足を引っ張るとの考えが殆どのようですが本当に実施するつもりなのでしょうか。昨日も書いた高速道路無料化とは両立しそうにもないと考えるのは普通のような気がします。
しかし、発想を変えて根本から考えれば不可能ではないという考えもあるようです。実際に成功すれば素晴らしいことなのでお手並み拝見という考え方もできそうです。
しかし、個別にチョッと気になる説もありました。
25%削減は可能であり希望だ・新政権における環境エネルギー政策の行方と期待(09/09/17)
・・・略
経産省フィード・イン・タリフは、ほとんど議論らしい議論もせずに、「50万人」もの既存の太陽光発電設置者にも、同じように料金支払いをすることを決めている。既存の設置者はもともとフィード・イン・タリフの支払いを期待して設置した層ではなく、そうした層への「追い銭」の支払いは、政策論で言えば「windfall」(=棚ぼた)と呼ぶ。しかし、いったんフィード・イン・タリフでの支払いを始めたら、「50万人」もの既得権益が発生するため、凍結や引き返し・見直しはほぼ不可能と考えた方が良い。
・・・中略
日本では最初から中心的にフィード・イン・タリフを推進してきた筆者が、その凍結を提言するのも皮肉な取り合わせだが、もう10年も待ったのだ。ここで拙速に中途半端なフィード・イン・タリフで失敗するよりも、ドリームチームできっちりとした制度化をすることで、今後のグリーン・ニューディール、そしてグリーン成長の目玉として、自然エネルギーの急成長を達成すべきだろう。
・・・以下略
参考:ECO JAPANより 民主政権発足で終わる経産省主導の温暖化対策
これはびっくりです。太陽光発電を設置していない人にとってはこれが本音かもしれませんが、もう少しエネルギーと環境の面から太陽光発電の普及に手を貸してやろうという暖かい気持ちを持って欲しいと思うのはエゴでしょうか。
前にも書きましたが、太陽光発電を設置している人はお金持ちよりは環境に興味のある人や関連の仕事にたずさわっている人が無理して設置している方が多いのじゃないでしょうか。そんな私のような貧乏人がやっと巡ってきたチャンスを「追い銭」だなんて言って取り上げないでください。
中途半端でも良い、スピードこそ大事です。早く始めて、悪ければ改良して行けば良いじゃないですか。きっちりとした制度は大事でしょうが、それを待って何年も普及が遅れては本末転倒というものです。
それで散々待たされた結果が世界一からの転落だったのじゃないでしょうか。ここに来て折角のチャンスを又逃がせば、制度が出来た頃には取り返しがつかないなんてことになってるような気がします。
やれる時にやっておきましょう!