夏の間も楠の落葉を殆ど毎日掃除していましたが、いよいよ秋になり、落葉の数も日に日に増えてきたよう泣きがするのは単なる気のせいでしょうか。
それでも、夏の間は掃いた後から落葉が次から次ぎへと落ちてくるほどのことは殆どありませんでした。しかしながら、これからはまさに落葉との壮絶な戦いです。いくら掃いても振り返ればあざ笑うかのようにひらひらと落ちてきています。あのときの何ともいえないむなしさを、私は得意の「マアいいか!悩んでも仕方ない」で何とか折り合いをつけていますが、皆はどうしているのでしょう。
なんてくだらないことを考えていたら、面白いことを書いている人がいました。ちょっとどこで読んだか思い出せないので正確には引用はできませんが、たしか、京都かどこかの有名なお寺の住職だったかが毎日の落葉掃きのとき掃いた後の落葉はどうするのですかと聞かれて、「掃いたあとに落ちてくる落ち葉は景色と捕らえるのです」と答えたのです。
これはなかなか含蓄がある言葉じゃないでしょうか。どんな偉いお坊さんでも掃く後から落ちてくる落ち葉にこころ穏やかに受け入れるのは難しいのじゃないかと思いますが、この景色として受け入れるのは面白いかもしれませんね。
私もこの心境になれるように努力してみましょう。
やれるかな!