大東亜戦争の開戦の時の、真珠湾攻撃が卑怯な 攻撃と日 本人を卑屈にさせた戦後教育の嘘をねずさんや青山繁晴さんが、2014年6月13日 (金)、第 56話の「真 珠湾攻撃の真実」で、教えてくれました。
2014年10月16日 (木)、第 144話の「真 珠湾攻撃は奇襲ではなかった」でも取り上げたように、「アメリ カの自作 自演の歴史をイタリア国会議員が告発!」してくれたものまでありました。
その真珠湾攻撃をねずさんがリニューアルして取り上げてくれています。これも何度読んでも目から鱗です。その中で も、ルーズ ベルトが、真珠湾攻撃であれ程徹底的にやられるとは思ってなく、逆に、殆ど損害を受けることなく、返り討ちにできると考えて、手 薬煉引いて待っていたと言うところには、改めて、目から鱗でした。
年を取ると、以前読んだことも殆ど忘れてしまっていて、情けなくなりますが、その分、何度も感動できるので、却って 儲けもの だったりします。
今回のも、何時ものように大変な分量がありますので、全文は、是非、リンク元で読んでください。日本の軍人の素晴ら しさに感 動させられますよ。
小名木善行 ねずさんの ひとりごとよ り 2016年06月08日
6 月5日から7日にかけてはミッドウエー海戦が行なわれた日
…略
なぜ山口は、ここまで航空機にこだわったのでしょうか。
彼は戦争が「艦隊主義」から「航空戦の時代」に変わったことを知っていたのです。
ここにも、先例主義でない、あくまで合理性を尊ぶ山口の個性があらわれています。
理由の第二は、山口の標的は、真珠湾だけでなかった、ということです。
真珠湾にいる米艦隊は、日本が攻めて来ることを予期し待機しています。
だからこそ米艦隊は日米の中間点である真珠湾に艦隊を配備したのです。
だからこそ日本海軍は真珠湾に向かったのです。
もっとも真珠湾で米艦隊が、あれだけの大きな被害を受けたのは、米国の予想をはるかに上回るものでした。
これは日本が真珠湾で、「航空機による浅瀬での魚雷攻撃」という新戦法を、世界で初めて実用化したからです。
真珠湾は浅い湾です。
浅いから敵潜水艦は入れません。
水雷艇がやってくるには、ハワイはあまりにも日本から距離がありすぎます。
ということは真珠湾は魚雷攻撃の心配がないのです。
ということは、米軍が注意を払わなければならないのは、日本の航空機による爆撃と、艦砲射撃だけとなります。
まだGPSによるピンポイントのミサイル射撃などなかった時代です。
揺れる海上から撃つ日本の艦砲射撃に対し、海面が静かで揺れない湾内と、陸上砲台から撃つ米軍の対艦攻撃の方が有利で す。
加えて、戦闘態勢をとった戦艦は、絶対に航空機には破壊できないと、当時は考えられていたのです。
その航空機にさえ、多数の米戦闘機部隊を配備することで、十二分に対抗できる。
真珠湾攻撃が、米国にとって、米国の欧州戦線参戦に際して必要なことであり、あえて日本を真珠湾に誘い込もうとしたとい うこと は、近年、様々な米国の公開資料によって明らかになってきていることです。
けれども、ルーズベルトの予想と政治は、あくまで真珠湾基地に日本を誘い込み、日本に攻撃をさせながら、逆にこれを徹底 して撃退 し、米国の強さを世界にアピールするとともに、米国内の国民世論を開戦に向かわせようとするものだったのです。
ここは間違えてはいけないポイントです。
ルーズベルトは真珠湾を日本に晒し、攻撃を受けることを待ち受けましたが、そこで日本にやられるとは、まったく予期して いなかっ たのです。
ところが日本は真珠湾で、米軍がまったく予期していなかった「航空機による魚雷攻撃」という、当時の世界の常識にはあり えない前 代未聞の戦法をとり、真珠湾の米海軍の艦船を全滅させました。
あり得ないことが起こったのです。
そしてそれが「ありえないこと」であったことは、戦後、まったく語られて来なかったことです。
なぜなら、「日本に攻撃をさせるだけで、絶対に壊滅することのない真珠湾」という所期の予定がくつがえされて、真珠湾が 壊滅した ことを掘り下げられると、米国と日本の開戦時の関係のもたらす意味が、まるで違うものになってしまうからです。
どういうことかというと、「日本に真珠湾を攻めさせて、その攻撃を米軍が跳ね返す」という予定が、「日本に真珠湾を攻撃 されて、 真珠湾基地が壊滅した」という結果を招いたことは、これは明らかなルーズベルトの失政ということになります。
そしてもっと大事なポイントは、この真珠湾攻撃において、日本は「航空機による戦艦の壊滅」という当時の常識では考えら れないほ どの戦果をあげながら、真珠湾における他の周辺施設、すなわち、石油の貯蔵施設や、爆弾などの収蔵施設、あるいは非武装の米兵た ちがいる兵舎などに対して、一切の攻撃をしかけていないことです。
繰り返しになりますが、当時、「戦闘態勢をとる戦艦は、絶対に航空機では沈めることができない」というのが、世界の軍事 の常識で す。
その戦艦が、真珠湾にいるのです。
しかも日本の爆撃機を迎え撃つために十分な数の戦闘機が待機しています。
常識で考えたらわかるのですが、爆撃機というのは、重たい爆弾を腹にかかえていますから、空で軽快な行動をとることがで きませ ん。速度も遅いし、小回りもきかない。
これに対し、戦闘機は、速度も速いし、小回りも利きます。
つまり、戦闘機からみたら、爆撃機というのは、撃ち落としのための格好のネタでしかなかったのです。
日本が真珠湾に攻撃をしかけてくるならば、それは日本の艦隊では、海上からの陸上への攻撃となりますから、陸上にたっぷ りと防衛 施設を持つ米軍が、圧倒的に有利です。
しかも戦艦は、戦闘機では沈めることはできず、やってくる爆撃機は、戦艦の持つ速射砲の餌食になる。
加えて日本の爆撃機は、米軍の戦闘機のネタです。
そうなれば、日本は、真珠湾の米艦隊へも攻撃をしかけるだろうけれど、いきおい、狙いは、真珠湾の基地施設、つまり石油 の貯蔵庫 や、爆弾などの兵器の貯蔵施設、あるいは米兵たちの兵舎になるであろうと予測がつくわけです。
従って、これに対する守りをきっちりと固めていれば、真珠湾が壊滅することはない。
むしろ、遠路はるばるやってくる日本軍の側が、ネタになるのです。
当時、真珠湾に米空母がいなかったことを問題視する人もいますが、ルーズベルトの目的は、日本を追い込んで日本に真珠湾 を攻撃さ せることにあったわけです。
もし、そこに空母がいれば、米国は日本を攻撃に行く意思があったことになりますし、対空防衛力の弱い空母を、何も日本が 来るとわ かっている真珠湾においておく必要もなかったのです。あたりまえのことです。
そして日本の攻撃は、戦艦への攻撃は航空機では無理、日本の戦艦による艦砲射撃も当たらないとなれば、日本の攻撃は爆撃 機による 米軍兵舎や、補給施設に限られると予想できます。
そうであれば、米大統領府は「卑劣なジャップ」という印象を米国民に与えることができるし、その日本の攻撃を真珠湾で圧 倒的な戦 力で「防いだ」となれば、米軍への世間の評価は圧倒的なものとなり、欧州戦線への参戦も容易になるし、おそらく総力をあげてやっ てくるであろう日本海軍に大きなダメージを与えることで、東亜の攻略さえも容易になる。
それがルーズベルトの「もくろみ」です。
ところが、日本の攻撃は、意に反して、絶対に沈まないはずの米戦艦に向けられたものだったし、日本は真珠湾基地の米軍兵 舎や補給 施設には、まったく攻撃をしかけない。
しかけないどころが、圧倒的な戦いで真珠湾の米太平洋艦隊そのものを壊滅させただけで、悠々と引き揚げてしまいました。
ということは、日本には、米国を侵略する意思などまったくなく、誰がどうみても、日本はあくまで米国の日本への政治的干 渉に対し て、乾坤一擲の大槌をふるっただけ、ということになります。
国家の行う戦争というのは、ただ武力を行使するだけの暴力事件ではありません。
充分に計画された政治的問題解決のための手段です。
実際、日本の意思はまさにそこにあったわけです。
「日本に真珠湾を攻撃させて、これを完璧に防ぎきり、米軍の強さを世界にアピールし、返す刀で日本の海軍力に壊滅的打撃 を与え る」というルーズベルトの「もくろみ」は、完全に崩れました。
米国の真珠湾基地は、日本の艦隊に一発の報復もできることなく、またたく間に、壊滅してしまったのです。
しかもその攻撃は、米軍の「待ち構えていた」攻撃施設に対してだけ行われました。
つまり、真珠湾攻撃で、日本は、米国の対日強硬戦略という政治目的を粉砕したわけです。
そこに日本の真珠湾攻撃という政治目的があったし、そのことは日本の攻撃の仕方、引き揚げ方に明確に現れているわけで す。
ようするに日本は、真珠湾攻撃を、あくまで政治目的達成のための手段と位置づけていたということが、ここに明確になりま す。
このことは、また項をあらためて詳述したいと思います。
一方、読みが外れて困りきったルーズベルトは、まったく異なるへ理屈を持ち出しました。
それが「リメンバー、パールハーバー」です。
「侵略されて反撃するのは正当な戦争行為」という、世界の常識を持ち出したのです。
つまり、これは後講釈です。…以下略
青山さんが、真珠湾の記念館には、攻撃の時の日本の戦いかたの素晴らしさが展示されていると言われていましたが、こ うしたこ とは、日本人全てが知るべきでしょう。当然、世界にも知らせるべきです。日本軍がどれ程卑怯を嫌っていたかを世界に知らせましょ う。