6 月 3 日(金)、第 715回の「和の国の明日を造る」で、馬渕さんが、40分過ぎから中央銀行が民間銀行であることの欺瞞を取 り上 げてくれています。
これと同じことを、トッテンさんも書いてくれています。やはり、どう考えても、中央銀行が民間銀行であるという意味 が分 かりません。それも、日銀は外資が押さえているというのですから、どう考えても納得できないものがあります。
その日銀を国有化すべきとトッテンさんが指摘してくれています。
耕助のブログより 2016年5月30日
日 銀の国有化へ議論を
去る4月、米ダートマス大のアンドリュー・レビン経済学教授は、米連邦準備制度理事会(FRB)の改革案を公表した。 レビ ン 教授はFRBでバーナンキ議長の特別顧問も務めた経歴を持つ。FRBに精通した人物が、FRBに対してウォール街の金融機関 と距離を置き、政策の透明性や国民に対する説明責任を持つべきだと改革を求めたのである。
FRBは米国の中央銀行制度をつかさどる組織で、大多数の米国民がFRBは国の機関だと思っているが、実際は民間企業 であ る。さらに悪いことには、誰が属していてどのように運営されているのか、国民に知らされていない秘密結社に等しい。従ってレ ビン教授の改革案をウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)が掲載したこと自体、驚くべきことだ。なぜならこれま で、 FRBという私企業が貨幣流通を握り、銀行への貸出金利を決めるのはおかしいという主張をしてきたのは、末端の非主流メディ アだけだったからだ。
レビン教授の提案は左派系市民団体と共同で作られ、その中心は米国12の地区連邦準備銀行の改革にある。これら連銀は 政府 機関ではなく各地区の商業銀行が出資する民間銀行にすぎないが、他の先進国の中央銀行のように、完全な政府機関にすべきだと いうものだ。各連銀の理事は、現在のプロセスでは非公開で民間銀行によって指名されており、WSJによれば現在ニュー ヨー ク、 フィラデルフィア、ダラス、ミネアポリスの各連銀の総裁は全てゴールドマン・サックス出身者だという。これを候補者を公表し、一般公募を行うことを提案し ている。
またFRBや連銀の幹部の任期を7年間とし、再任は認めないことも提案している。それにより政治的関与から距離を置く こと が でき、同じ幹部が数十年も同じポストにとどまることができなくなる。ちなみにグリーンスパン議長は1987年から18年半も FRB議長の座に就いていた。
非主流メディアが長年要求していた、私企業の連銀を国有の中央銀行に変えるという改革の実現は容易ではないだろう。少 なく と も、もう一度米国が大きな金融危機にみまわれ、周期的に好景気と暴落を経験させられるその裏に、FRBによる貨幣流通量や貸 出金利などの金融政策があることに一般国民が気付く必要があるかもしれない。FRBは国民のためではなく、その所有者で ある 民間銀行のために金融政策を行っているのである。これはFRBを政府機関にして民間銀行の支配と影響力から切り離さない限り これからも続くが、ウォール街が簡単にその権利を手放すことは考えにくい。
米連銀を国有銀行にすべきだという提案は、そのまま日本にもあてはまる。多くの国民は日銀は国の機関だと思っている が、日 銀は資本金1億円の民間銀行である。日銀では9人の「政策委員」が政策を決定する。マイナス金利も、5人が賛成して採択され た。イギリス、ドイツ、フランスなど先進国の中央銀行はみな国有で、民間企業なのは日本と米国くらいだ。米連銀の改革案 が出 たところで、日本も日銀を法的に国の機関とする議論を始めるべきだ。
こちらも、もう一度上げておきます。40分過ぎからです。
日 本銀行の概要
資本金および出資
日本銀行の資本金は1億円と日本銀行法により定められています。そのうち55,008千円(平成27年 3月 末現在)は政府出資であり、残りは民間等の出資となっています。なお、日本銀行法では、「日本銀行の資本金 のうち政府からの出資の額は、五千五百万円を下回ってはならない。」と定められています。
日本銀行の出資者に対しては、経営参加権が認められていないほか、残余財産の分配請求権も払込資本金額 等の 範囲内に限定されています。また、剰余金の出資者への配当は払込出資金額に対して年5%以内に制限されてい ます。
資本金は小さいですが、民間の出資者の力がどう及ぶのかが分かりません。きっと、ここに闇があるの で しょうね。何で、民間企業であるのかの理由が分かりません。一体、何があるのでしょうか。
それにしても、あのFRBまでが民間企業だったとは、驚きです。
やはり、トッテンさんが言われるように、国有銀行にして、どこからも影響されない力を持つべきじゃ ない でしょうか。尤も、そうなると、監視機関を厳重にしないと、又、利用しようとする輩が出て来るのでしょう ね。
いずれにしても、闇の中のような中央銀行と言うのは、やはり、どこかおかしいですね。どうかんがえ て も、何か裏がありそうです。これも、アメリカの企みでしょうか。